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知能検査「WAIS-Ⅳ」を受けた動機と感想

はじめに


こちらのNoteでは、テストへの影響を防ぐため、内容については記載しておりません。あらかじめご了承ください。

【感想】受けてよかった!

自分に凹凸があるのか、あるならどう対処するのか
そして、どう生きるのか。
20歳になったのを機に、
このような問いの意識が芽生えました。 
WAIS-Ⅳを通して、この問いのヒントが少し得られたというイメージです。
何が得意で何が苦手なのか。
私はこだわりが強いからこそ、得意なことを仕事にして生きていくほうが「労働ができる」という点で結果的に生きやすいと考えています。
なので、具体的な病名なんかは割とどうでもよくて、ただ自分の能力や特性をスコアとして見てみたかったんです。
それに、私にとっては曖昧な表現よりもグラフや数字のほうが分かりやすいので、具体的な数字で結果を示してくれるこのテストはぴったりでした。

【注意!】WAIS-Ⅳは本当に疲れる

検査当日、改めて心理士さんに所要時間を尋ねた際に、
「2時間くらいですかね~。結構疲れる方が多いので、帰りは事故などに気をつけてくださいね。頭痛がするなんていう方もいます。」
事故!頭痛!いやそんなに!?
と思ってましたが、本当でした…。
ふら~っと帰宅し、帰宅後は頭痛が…(汗)

確かにそうですよね
だって、
私のように「日常生活に困りごとがある」というような方々が、2時間も脳を酷使する検査を受けるんですよ。それはそれはいろんなことをします。パズルみたいなことをしたかと思えば、言葉遊びのようなことをしたり。
そりゃ疲れもしますよね。
なので、当日は検査以外の予定は入れないようにするのが望ましいと思います。

実は、昔から悩んでいた


今思えば、昔から困りごとがあったように思います。
しかし、言語能力の高さや学業成績の良さで、周りからは「マイペースだね」と言われるくらいで、ほとんど困っていることがバレなかったんです。 
実際、私の母は事あるごとに「真面目でよくできたお子さんですね」などと私のことを褒められていたようです。
何故隠していたのかというと、当時はまだ「見た目には分からないけど、頑張ってもできない人がいる」ということが広く知られておらず、そういう人は総じて「努力不足」という風潮があったからです。
今になって思い返すと、「頑張って隠してたなー」と感じる出来事が多々あります。

「あれ?今のなんて言ってたっけ?」  
「もうこんな時間!早く行かなきゃ!」


こんな事が毎日。
そうすると、自分の中で少しずつ自信がなくなって、消耗していくんですよね。
実際、小学6年生ぐらいのときには「私は勉強しかできないから、もっと頑張らなくちゃ。」と思っていました。
後に、頑張りすぎて身体も心も壊れてしまうのですが…(泣)

実はちょっと怖かった。

「凹凸による困難はありません。至って普通ですね。」 
と言われるんじゃないか? 
それは、私にとって「あなたの困りごとは、ただの努力不足です。みんな乗り越えてます。」と同義。テストを受けることで、かえって怠け者だと宣告されるのが怖かった。
正直言うと、今までの出来事についての社会的に正当といわれる裏付けが欲しかった。
同時に、周りの人への説明材料も欲しかったです。
「なんかよくわからないけど、○○ができないのでよろしくお願いします!」よりも、「このような特性があるので、○○してもらえるとありがたいです」と言われたほうが断然分かりやすいし、協力しようと思ってもらえると思ったんです。
結果として、言語能力とワーキングメモリとの間に有意な差が認められました。
これを知ったことによって、対処法が見えてきました早速実践していて、効果が出ています。このことも、今度noteにしますね。

終わりに

ネットでこんな話題を見かけたんです。それは、
「特性があると思ってテストを受けたら、ただの怠けた健常者だった!」
というもの。
でも、「その人が困ってるってのが全てでしょ。」
って、思うんです。 
困りごとがある人が病名や数値なんて告げなくても「困ってるんだね。じゃあ、こうした方がいいかな?」「なにか手伝えることはある?」と言える人になりたいし、言ってもらえる事が増えたらうれしいな。  

おしまい。




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