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30歳男性が育休取得してアクアパッツァを作った話

ハルの予防接種をした夜、いつもより顔色が悪いことに気がついた。
腕の接種跡に若干のしこりもあるし、予防接種後の副反応の一種として様子を見ると、翌日から次第に顔色も戻り、2日後には完全にいつもの状態に戻った。

予防接種後の副反応が深刻な場合、小児科を受診したほうがいいので、予防接種の日程は病院の休診日を踏まえて予約を入れたほうがいいことを学んだ。

乳児性湿疹が顔に出ていたので、病院で保湿クリームを処方してもらっていたが、目の周りだけ治りが悪く、夜中に寝ながら顔をかいてしまい、ひっか傷が絶えなくなってしまった。
再度病院に相談して、ステロイド弱めの薬を処方してもらったところ、たちまち治ってつるつるぷにぷにのたまご肌が戻ってきた。

肌荒れが治って綺麗な顔になるとかわいさが何倍にも増す不思議な不思議な生き物である。

一方で、おしゃぶり癖が出てきて、よく左手をちゅぱちゅぱするようになってしまった。もともとひっかき傷防止用につけていたミトンがびしょびしょである。
ミトンは2セットしかないので、頻繁に選択する手間を考慮して、ミトンはすべて左手にはめ、右手には靴下をはかせることにした。不格好だけど、まぁ、いいか。靴下もまだ履くような月齢じゃないし。

3か月を目前にしてだんだんと変化が出てきたこのごろ、手の込んだ感のあるおしゃれな料理を作ってみたいと思い立ち、テレビで見たアクアパッツァをつくることにする。

白身魚に軽く塩を振ってペーパータオルで水気を拭いたら、オリーブオイルを引いた鍋で表面を焼く。両面に焼き色がついたらニンニクスライスを入れ、香りづけ。続いて水、白ワイン、あさり、ミニトマト、しめじを投入して中~弱火で煮込む。魚に火が通ったら、塩コショウで味を調えて、最後にルッコラを散らして完成~。意外と簡単。

付け合わせに業務スーパーのソフトフランスパンをオーブンで軽くあぶってパセリをちょいかけ。

おお!これはうまい!分量も割と適当なのに、魚の身もホクホクだし、なによりスープが魚介の出汁がきっちり利いていて旨い!付け合わせのパンにたぷりと浸して食べる背徳感!トマトの酸味がいいアクセントになってる。熱したトマトも悪くないじゃない。

いつもは炭水化物を控える妻も今日ばかりは我慢できなかったらしく、私のパンを奪ってまで食べる始末。

アクアパッツァが出てこなくて最後までラタトゥイユと言っていた妻だが、おいしそうに食べていたので許す。



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