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人材ビジネスでAIが必要な理由

ども、Leo(@LeoPorters)です。

4年前から縁あって日本の人材業界に参入し、ポーターズで人材系のシステム営業/コンサルをずっとやってきました。

少々失礼かもしれないのですが、仕事でいろんなシステムをみてきて、「日本の人材系システム、残念ながらちょっと古いなあ」というのが本音です。
特にAIという要素が圧倒的に足らないと感じており、AIのサービスをローンチするに至るのですが、それはまた追々書いていこうと思います。

僕はより多くの方と人材ビジネスにおけるAIの重要性と活用方法について議論していきたく、「人材ビジネス×AI」という2つのキーワードでnoteをやってみようと思います。

同じ想いのある方がいらっしゃれば、ぜひこのnoteをお読みいただき、機会があればお話しさせていただきたいなと思います。

本題に入る前ですが、僕の名前はちょっとあれ?だと思われやすいので少し説明します。
本名は張晶(チョウ ショウ)といいますが、今の会社に入社時、チョウというものが4人もいて、ちょっとややこしいので、勝手に昔中学校で使っていた英語の名前をビジネスネームとして使い始めました。もう4年間使っていましたので、今は銀行に行く以外基本この名前で生きています。

外国人ですから、日本語が母語ではないので、変な日本語入ったら無視してください。
言語はあくまでもコミュニケーションの道具であって、意味が通じればいいのでは?と思っております。
(といっても僕の言い訳ですが・・笑)

さて、前振りが長かったので本題に入ります。

AIはどんなものなのか、今時知らない人は多分いないだろうと思うので、説明を省略しますね。

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なぜAIが人材ビジネスにとって重要なのか?

ということを証明するため、まず人材ビジネスの一般的な話をします。
※一例ですので、全然違うよ!という方が居るかもしれませんが、ご了承ください。

人材ビジネスにかかわっている方々は大抵以下の4種類 (細かいのが切り捨て)
①採用企業の人事
②就職・転職したい個人
③中間にいる人材紹介/人材派遣会社のコンサルタント
④求人などの情報を掲載する媒体 (転職媒体、indeedなど)

僕の仕事の関係で、一番詳しいのが③なので、それを例にします。

例えば人材紹介会社で働くコンサルタントの方でしたら、仕事の成果は、適切な転職者を適切な会社に推薦し、入社までサポートすることです。
ざっくりしすぎますので、少し分解します。

適切な転職者かどうかを判断するため、この人はどんな人なのか、どんな性格とスキルがあって、どんなことをやりたいか、もしくはやりたくないか を理解する必要があります。

逆に、採用企業の人事の話を聞いて、どんなポジションが空いて、どんな人材が必要なのか、いくらの給料を出すのかを理解する必要もあります。

これも当たり前のことだから、さらに分解します。
一人の転職者と一つの採用企業を理解しても、1対1ではあう確率が低すぎるので、N対Nしないといいマッチングがなかなか成り立たないですよね。しかも確率を上げていくため、そのNをできる限り大きくしていけばいくほどよいです。

極端な話、全日本の人材紹介は一つの会社、例えば国がまとめてやったら、最適なマッチングは一番実現しやすいです。だって全部のポジションと全部の転職者が一つのプールにいるので、理論上マッチングの漏れが少ないはずです。

もちろん現実ではそんなことがありえないので、各人材紹介の会社はできる限り、そのNを大きくしようとしています。

そこでいろんな課題が出始めます。

各人材紹介会社はとはいえ国の機関じゃないので、自分たち得意な領域とそうでない領域がありますよね。
そのNを拡大すべきことはわかるけど、全部が全部ターゲットになるわけではないので、集めた後に無駄が生じることが多々あります。

ちょっと転職者の立場に立ってみてほしいのですが、皆さん転職したいときに、人材紹介会社に「申し訳ないのですが、現在あなたに紹介できる仕事がありません」って言われたことがありませんか?
それです。
せっかく時間かけて履歴書まで登録したのに、「紹介できる仕事がありません」って?
がっかりしますよね。

そこで怒る方もいれば、自己否定し始める方もいるかもしれないのですが、実は上記の話を考えれば、普通にあり得ることです。
だって、人材紹介会社は規模の限界があり、その規模に比例して紹介できる仕事の数も限定されます。
さらに得意とする分野そうでない分野で分けたら、実はかなり絞られます。

だいたいですが、一人のキャリアコンサルタントが担当している求人の数は
もちろん会社によってさまざまですが、100件求人前後が多いです。さらに中では注力している求人はほんの10件、20件程度です。

求職者にとって、頼りにするキャリアコンサルタントが、実は自分が注力している10件/20件、多くても100件求人の中で、自分のキャリアを決めようとしているって、想像だけでも恐ろしいですよね!

ちょっと言いすぎた部分があって、もちろん人材紹介会社の皆さんはそれだけでなく、自社保有している求人全般的に提案しているはずで、実際はそんなひどいことはないのですが、先ほど話にあった、N対N理論でいくと、どんな手法で仕事探ししても、絶対この世の中から自分にとって一番の仕事を見つけることは誰も保証できません。漏れが必ず発生します。

そこでもしこんなことができたらどうなるでしょうか?

人材紹介会社が転職者のプールを拡大させていくときに、とにかく一定条件で大量にスカウトメールを打つのではなく、自社に保有している求人の要件に沿って、AIが自動的にマッチしている人物像を書いて、それに合った人材を計画的にスカウトしに行けば、もちろん集客の結果、ミスマッチが少なくなります。

逆でも同じで、転職者が世の中大量の求人の中、AIが皆様にあった求人を推薦すれば、転職の手間がかなり少なくなります。
ただ、現在800万もらっている人に、AIが空気読めず普通に500万の求人を提案したら、転職の皆さんは納得いかないですよね。
まあ、AIは嘘つかないから本当に500万の実力しかないかもしれませんが、人間としてのプライドがあり、結果的に「このAI」だめだねってなるので、転職者向けのサービスは厳しいだろうなと思っています。

どうしても、人間は自分の主観と要望がメインになるからですね。
ということで、AIがなぜ人材ビジネスに必要なのか、書いてみました。

実は重要だけでなく、日本はAIが活用しやすい風土でもありますので、それについて次回でかいてみたいと思います!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

----------------- 以上 -----------------

PORTERSは、人材紹介ビジネスを支援する「革新的」かつ「高品質」なシステム及びサービスの提供を通じて、お客様のビジネス成功と人材紹介ビジネスの発展・拡大を牽引することです。

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