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コラム 越境EC

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越境EC(オンラインショップ、ECモールetc)に関する世界の記事・レポートを紹介します。
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2024年6月の記事一覧

DHLがEコマースの最新動向を分析

ここスペインで、私も日頃から様々なオンラインショップで買い物をし、その商品が様々な配送業者から届くのですが、段ボール箱から最もきれいに剥がしやすい宛名シールは、断然UPS。 次がDHLだと、個人的に思っています。 ちょうど自分の名前や住所の部分でシールが上手く剥がせず破けてしまうと、地味にイラっとします。笑。 こんなほんの些細なことにすらも「配送業者を選べたらなぁ」と、つい思ってしまうのは、サービスがどんどん充実しているからこそ生まれる、我々購入者側の我儘なのでしょうか…

Green Day、コーヒー専門オンラインショップ「Punk Bunny Coffee」を開設!

Eコマース専門コラムを書きつつ、ROCKも大好物だと公言しているライターとして、これほどまでに魅力的な話題があるでしょうか!!! カモがネギ背負ってやってきたって、こういうことを言うんでしょうか? それとも棚からぼた餅? カモもネギもぼた餅も美味しいし、Green Dayも、なんならコーヒーも大好きだから、もうこの際全部ウェルカム!笑。 今日は、アメリカのパンクロックバンドGreen Dayが手がけているコーヒー「Punk Bunny Coffee」の専門オンラインショ

ブランドの収益性を向上させるためには返品が鍵となる?

今年1月にStatistaが公開したレポートによると、昨年2023年、世界のリバースロジスティクス市場は約7,000億米ドルに達し、2029年までに36%増加して9,545億米ドルに達すると予測されています。 ヨーロッパに目を向けてみましょう。 Statistaのレポートを続けます。 欧州連合(EU)、欧州経済地域(EEA)、および英国では、購入者は理由の如何を問わず、指定された期間内(14日間のクーリング・オフ期間)であれば、物理的な商品の購入をキャンセルすることができ

Mastercard、欧州で2030年までにEコマースのトークン化100%をめざす

オンラインショップで買い物をする時、今では様々な決済方法を選択できます。 以前、当マガジンでは世界の決済方法のトレンドをまとめた記事を紹介しましたが、その中でも最も一般的な決済方法は、クレジットカードによるものではないでしょうか。 あなたがそのショップの会員になる時、初めてそのショップで買い物をする時、よく求められる情報のひとつがクレジットカードの情報です。 ウェブサイトがイマイチ信用できなくて、カードの番号を入力するのは気が引ける…。 そんなふうに感じる人も多いかと

IKEAスペインのライブコマースにAI搭載のバーチャルプレゼンターが登場

当noteでは以前、スペインの消費者の82%がAIの導入によるオンライン・ショッピング・プロセスの改善を期待しており、これは英国を含むヨーロッパ各国のどの国よりも高い比率であることをお伝えしました。 消費者の要望や期待に応えるべく、販売者もまたEコマースのためのAI機能強化に熱心なスペイン。 そんなスペインから頭がひとつ抜けた企業があるようです。 今日はIKEAスペインのニュースを紹介します。 IKEAスペイン、AIプレゼンターによる「live shopping」を実施

EU 欧州委員会、TEMUをVLOPに指定

先日お伝えした「TEMU、EUのDSA法違反で消費者擁護団体BEUCからイエローカード?!」の続報です。 5月31日、欧州委員会は「European Commission」のプレスリリースにて、中国発のオンラインマーケットプレイスTEMUをEUのデジタルサービス法(DSA法)に基づき超大規模オンラインプラットフォーム(Very Large Online Platform=VLOP)に指定したことを発表しました。 VLOPの恐ろしさ詳細については、別note「ヨーロッパのEC