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一日の始まりと終わりを意識する「習慣」の作りかた

誰しもさまざまな「習慣」を持っています。一方で、作りたい「習慣」というものも存在するでしょう。今回はとある方から「習慣」の作りかたを学び、行動に移す方法について考えを巡らせたいと思います。

ぼくは著者や編集者、ライターとしての顔を持ち合わせていますが、「書く」ことについて誰かに指導を受けたわけではありません。ただ、本を通して習った経験はあります。その中の一人にバトンズ代表の古賀史健さんがいます。『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は何度読んだことか。文章を読んでいて気持ちがいいというか、読後感がいいというか。もはや癒し効果すら感じますね。その古賀さんの今日の note では「習慣」についてお話をされていました。

古賀さんは「習慣」の作りかたを次のように述べられています。

要は、「それがなければ一日がはじまらない」や「それがなければ一日が終わらない」を増やしていくことが、習慣をつくることなのだ。

この一文を読んだときに、ぼくの考えていた「習慣」の定義がぐっと広がりました。ぼくにとって「習慣」の定義は「やらないと気持ちが悪いもの」だったのですが、この考え方は「それがなければ一日が終わらない」ものですね。終わりを起点にして考えている。一方で、朝起きたら必ず歯磨きをします。これは「それがなければ一日がはじまらない」もの。これは始まりを起点にして考えている。

だから、もし習慣を増やしたいのであれば、一日の始まりと終わりを意識して、生活の中に組み込むと定着しやすいのではないか、という仮説が立ちました。もちろん、一日をもっと細かく分割して考えてもいいですよね。「それがなければ仕事がはじまらない」「それがなければ食事がはじまらない」「それがなければ仕事が終わらない」など、自分のライフスタイルに合わせて、いろいろと考えられると思います。何か別の行動と紐付けて、新しい行動を始めると習慣が身につきやすい、とはよく言われることですね。

ただ、「やらないと気持ちが悪い」「それがなければ一日が終わらない」ことを増やしすぎるとパンクするように思います。だって、習慣が一日の終わりに偏りますから。

ぼくの例を出すと、英語学習に関する「習慣」として、「『実践ビジネス英語』のオーバーラッピング」と「英検1級 Part 2(2セット)のシャドーイング」を「それがなければ一日が終わらない」ものとして設定しています。これらに加えて、終わりを意識した習慣をさらに増やそうとしているのですが、なかなか続きません。

では、どうすればいいのか。「それがなければ一日がはじまらない」ことを増やすようにシフトしていくことでしょう。今、「習慣」にしたいことを一日の始まりに持っていく。そうすることによって、一日の始まりと終わりのバランスが取れて、多くの「習慣」が身につくのではないでしょうか。

実は、note を書くことも「習慣」にしたいと考えているのですが、まだ定着していません。この note を書きながら、「note を書かなければ、子どものお迎えに行けない(お迎えがはじまらない)」という「習慣」にしようか、と考えたところです。娘を迎えに行くのは義務で、note は義務ではありません。どこまで続くことやら。

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渡邉 淳/porpor(英語学習コンシェルジュ)

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