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「まだまだふたりはこれから!」マクロスFライブプチレポート

参加して参りました。

『マクロスF ギャラクシーライブ 2021[リベンジ]~まだまだふたりはこれから!私たちの歌を聴け!!~』幕張公演の二日目。

ヤックデカルチャーでした。

印象に残ったところを覚えている限りでプチレポートにしたいと思います。
(ライブを事細かにレポートにしてる人ってすごいですよね。ライブ中にメモってるのだろうか)


いきなりで申し訳ありませんが、ちょっと最初にオタク特有の自分語りをさせてください。

私がマクロスと最初に出会ったのは高校生の頃でした。誰が流したのか、学校のお昼の放送で聞こえてきた『ライオン』。めちゃくちゃカッコよくてキャッチーな曲が頭の中に強烈な印象を植え付けられました。後から友人に聞くと、それは放送中の『マクロスF』というアニメの曲とのこと。それまで深夜アニメに触れてこなかった自分ですが、元々ガンダムは好きだったのでロボットアニメということもあり興味が出てきました。しかしアニメ過疎地な地方住み。地上波では放送していない。そこで地元のレンタル屋さんでDVDとCDを借りて、アニメを見、曲を聞き始めたらドハマり。それからはアニメを全話見終わると、愛おぼや7などの歴代シリーズをさかのぼって見たり、オタクコンテンツの少ない地方では貴重な供給源だった文化放送のラジオ『マクロスF○△』シリーズを深夜に起きて聞いたりたり。思えば今ではファンクラブにも入っている坂本真綾さんを知るきっかけでもあり、声優やアニラジを好きなったきっかけでもあったと思います。その後公開された劇場版も電車で県庁所在地の映画館まで友人と観に行ったのはいい思い出です。

とはいえ、当時は高校生の地方民っだので、ライブまでは足を延ばせませんでした。進学して上京してからはまめぐのソロライブやマクロスクロスオーバーライブなどには参戦していたので、生でFの曲を聴く機会は何度かありましたが、丸っとFの単独ライブというのは今回が初めてのチャンス。およそ10年越しの夢が叶いました。



はい、すみません。自分語りはここまでにしておいて、ライブの内容の感想を。


開場して座席に付くと、グレイス・オコナー(井上喜久子さん)による注意事項のアナウンス。このライブのエグゼクティブマネージャーという設定らしい。細かなライブの世界観作りが心憎い。


ライブが始まり、最初に披露されたのは、ランカ(中島愛さん)とシェリル(May'nさん)二人による『トライアングラー (fight on stage)』。歌唱者は違いますが、マクロスFのOP曲からライブを始めるのが、こちらのテンションも上げてくれます。今回のライブは全体的に映像の演出も凝っており、二人のバックの大きなスクリーンで流れるムービーはアニメ映像をふんだんに盛り込んだもので、マクロスFをアニメで楽しんでいた当時のわくわくが一気に蘇って来ました。

お次は、シェリル、ランカそれぞれの代表曲のソロパート。まめぐもMay'nさんもそれぞれキャラクターを意識した衣装を10年経った今でも着こなしていることに感動。まめぐに関してはソロのアーティスト活動を追っており、ライブには時々参加させてもらっているので『星間飛行』は数年に一度は聞く機会があるのですが、やはりランカの映像が付いている本家の演出付き"ランカ・リー=中島愛"として歌うものを聴くと盛り上がりもひとしお。声を出せないのが残念でなりませんが、全力で手の動きで「キラッ☆」ってやりました。

再びのデュエットで『What’bout my star?@Formo』。お互いが向き合い、ちょっとずつ近づいていきながら歌うそれは、まさにアニメのシーンを思い出して、最高でした。そして、満を持しての『ライオン』。マイクススタンドで並び立って歌う二人。最高にカッコいい。これが聴けただけでも、本当に来て良かったと思いました。ありがとう。


MCを挟み、中盤パートへ。
ここでは、比較的おとなしいバラード系の曲のターンでした。特にグッと来たのがランカの『Songbird』。どうやら一日目とセトリの違いがあったようで、二日目だけに披露されたようです。『Songbird』は劇中歌でなく、クリスマスのコンセプトアルバム『cosmic cuune』収録曲であり、ちょっとマニアックな名曲。私はこの曲が大好きだったので、まさか歌ってくれるとは。感謝。


そして、換気タイムがあり、ラストのパートへ。
換気タイム、そういうのもあるのか…。ご時世ですね。これもグレイスのナレーションが入りライブの一部として演出されていました。ライブの没入感を損なわないような丁寧な作りがありがたい。

ラストパートは、まだ歌っていない劇場版の曲中心にをやるのかなーと思っていました。合ってるには合っていましたが、まさか、あそこまでやってくれるとは…。
『ノーザンクロス』『ダイアモンド クレバス』とシェリルの代表曲から始まり、May'nさんのカッコいいパフォーマンスの後は、スクリーンに劇場版恋離飛翼の名シーン、アルトに告白するランカが映し出されます。そしてそのまままめぐが登場し、『放課後オーバーフロウ』の歌唱へ。スクリーンでは劇場版のシーンがリンクして流れ、間奏中はムービーの効果音や台詞がライブ演出の一環として流れます。曲が終わってもムービーはそのまま流れ、シェリルの復活シーンに。これはまさか……と期待していると、そのままMay'nさんが登場してまめぐと合流。『娘々Final Attack フロンティア グレイテスト☆ヒッツ!』からの『サヨナラノツバサ』が劇場版のシーンそのままに、まさにランカとシェリルがそこで歌ってくれながら恋離飛翼の最終決戦が再現される!という神演出。2019年のクロスオーバーライブで『サヨナラノツバサ』をライブ初披露した際に、「この曲はとても難しくて、レコーディング当時は菅野さんにライブではやらないから大丈夫!って言われたけど、結局やることになった笑」とMCで語っていたと思いましたが、まさかさらに難易度が高そうな、劇中の流れをノンストップで再現するという大技をやってのけました。まさに、マクロスFの世界に入り、間近でランカ&シェリルの姿を戦場で見ているような没入感でした。イサムが援軍に来るシーンも台詞含めてそのまま流れるので、そこでピンポイントで盛り上がっている人も(私含めて)いたりで面白かったです。声出せてたら絶対歓声が上がってた笑。『サヨナラノツバサ』の歌唱と、アルトが飛び去り、シェリルが眠りにつく映画のラストシーンが流れると、ライブは映画のエンディングロールで流れる『ホシキラ』の歌唱へ。そしてそして、「シェリル!シェリル!シェリル!」の歓声が演出で流れ、最後の曲『dシュディスタb』へ! 声が出せなくても、絶対会場のみんなが心の中で「シェリル」コールしていたと思います。本当の本当に、『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』の『放課後オーバーフロウ』からエンディングロールの終わりまでをライブで完全再現をやってのけました。

このライブのサブタイトルの「まだまだふたりはこれから!」って、『dシュディスタb』の歌詞なんですよね。ちなみに私は過去にこういうツイートをしているので、ライブタイトルが発表されたときは、本当にうれしかった。

マクロスFの10年以上ぶりの単独ライブだからこそ、「まだまだふたりはこれから!」という言葉が刺さります。だからこそ、『dシュディスタb』を劇中の流れのままに披露してくれるというのが本当にうれしかった。最高でした。


アンコールはつい先日公開された『劇場短編マクロスF 〜時の迷宮〜』の新曲『時の迷宮』。まさに、まだまだふたりはこれからです。ランカとシェリル、まめぐとMay'nさんで、まだまだこれからも歌ってほしいです。追い続けられる限りは、私も追っていきたいと思います。

やっぱり高校時代に出会ったのもあって、『マクロスF』はわが青春でしたね。


読んでいただき、ありがとうございました。

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