見出し画像

食の大切さ ー母と祖父を思い出してー

昨日、食に対してのお話を伺う機会があり、
またまた思い出した事があります。
※年齢を重ねると将来の話より過去の話が多くなるのは、少し寂しいです。(´;ω;`)ウッ…

初回で危篤状態で栄養はチューブから摂っていて、髪が真っ白になったが、自宅で口から栄養を摂るようになったら、髪が黒くなったと書きました。

その経験も口から物を食べる大切さを感じましたが、たぶんそれだけではないですよね。誰かと一緒とか手作りで温かいとか、会話をしながらとか‥。
とういう事も重なって、細胞が若返ったんだと思います。

添加物バリバリのデザートであっても、”おいしい、おいしい”と喜んで食べていました。
※あまり食べ続けるのはよろしくないですね。

母は認知はなかったのですが、要介護認定で通い介護していました。
祖父は認知症だったので、母は苦労していました。
自宅で母一人で介護していましたが、どうにもならず、施設に入所することになりました。

私は結婚をして家を出ていたので、なかなかヘビーな話を聞くだけとなりましたが、入所する時は一緒に行きました。
「どこ連れてくー!」と結構な時間をかけて入所しましたが、少し罪悪感もあり、でも母も限界なので複雑な気持ちでした。

顔を見せに割と頻繁に施設に足を運びました。孫は可愛いらしく、私の事は覚えていましたが、母の事は覚えていない様でした。(残酷です(´;ω;`)ウッ…)

祖父は九州男児でお酒を毎晩飲んでいました。(日本酒)
量は控えていましたが、だいぶ好きなはずです。
行くたびに「酒買ってきてくれ」と言われ、
”もう、そんなに長く生きるわけではないから、飲ませちゃおうかな”と
本気で思いましたが、施設内では無理なので、
「後で買ってくる。」といつもごまかしていました。

他の入所者さんの中で「饅頭食いてー!」「饅頭食いてー!」と
いつも言っている人がいて、”どんだけ食べたいのかしら”と
なんだかおかしくて行くたびに笑ってしまいました。(始めは怖かったですが、慣れとはすごいものです。)

お酒以外でも、あれが食べたいとかこれが食べたいとか、そういう事はよくいっていました。(すでに食事もしてお腹いっぱいのはずですが)
認知症になっても、人間の本能である食に対する欲求は失わないのだと、今更思います。

そして、食べられた時の満足そうな顔。(〃艸〃)ムフッ
こちらもホットしてちょっと嬉しいですよね。
生きてきた中でおいしかったもの物とか、好きな物を食べられる事は
幸せな事ですね。

若い時は何でも良かったのに、年齢を重ねると”おいしいものを食べたい”
そして、よく聞く「死ぬ前に何が食べたい?」という質問。
それぐらい、やはり食べ物は大切だという事です。
食べたいものが食べられる事は『幸せ』と感じる。

幸せと思いながら旅立ちたいと多くの人が感じていからこその、
質問ではないかと思います。

皆さんは何を最後に食べたいですか?

私は…今の気分は”卵かけごはん”です。
最近、卵も高くなって控えていたので久々に食べたくなりました。
元気なうちに食べておこうと思います。

食べたいものを食べられる体も大事です。
適度な運動もしましょー!

それでは、なんだかとりとめもない話になりましたが、
最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?