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帰る場所があるから安心して旅に出られる

これは、私が好きな映画と、
私が作った曲の歌詞についてのお話です。

マイ・インターン

私は「マイ・インターン」という映画が好き♡

Amazonプライムビデオで
最近また見られるようになっていました。

元々は、めっちゃ可愛いアン・ハサウェイが出ているという理由だけでコロナ禍の暇つぶしに見てみた映画だったけど、もう1人の主人公のロバート・デ・ニーロの役が、とてもイイ感じのおじいちゃんで、何度も何度も見ちゃいます⭐︎

現代社会の多くの若い世代、高齢世代の状況や問題がうまく描写された映画だなぁとも感じます。
あくまでエリートな人たちの話だけど。

で、このおじいちゃん、何にでも挑戦し、行動するし、問題解決能力高すぎだし、誠実だし、頭の回転早いし、憧れちゃいます。
こんなおじいちゃんみたいに、私もなりたい。
(潜在能力的にたぶん無理💦)

そのロバート・デ・ニーロ役のおじいちゃんは、退職して、奥さんにも先立たれて、時間を持て余し、あちこち旅行行ったり、趣味を楽しんだり、語学を学んだりしたものの、まだまだ元気で、社会に関わっていたい欲が強くて、今どきなITを駆使した会社にシニア・インターンとして働くことになって、あれこれ起こるっていうストーリーなんだけど、

奥さんに先立たれて一人暮らしになり、でも、子どもや孫もいて比較的幸せな立場ではあるけれど、できるだけ子どもに依存しないように生きようとしているおじいちゃん、

映画の序盤に「旅行でどこへ行っても、(誰もいない)家に帰ったとたんに虚しさを感じる」(字幕版)「旅行から帰宅するたびに自分の居場所はどこにもないと感じる」(吹替版)って言うセリフがあるんですが、

私は、その言葉に
やたら共感を覚えてしまうのです。

置かれた立場は全然違うし、私はまだ隠居という身分でもないし、パートナーに先立たれたという立場でもないけど

Tokyo Driving

以前、ふとした瞬間に「私、帰る場所がないかも…」って思ったコトがあって、その時その時は楽しくても、何をしても、1人になった時に全てが虚しく感じる気がしたんですよね。

「帰る場所」って、物理的な家ってことではなくて、心がおうちに帰るように落ち着ける場所、いつも居られる場所っていう意味でね。

そういう心の拠り所のような帰れる所がないと、何をしても楽しめないし、何をしても空虚感を感じてしまうなーって。

そして、
その時に作った曲が「Tokyo Driving」でした。

この曲、首都高を軽快にドライブして凄く楽しそう!風な曲なんだけど、実はそれは上辺のもので、目に見えるキラキラとは対極的に、心の奥底では、自分が帰れる場所はあるんだろうか?っていう不安でいっぱいな、眩しいくらいに輝いて見える都会のイルミネーションが夢でも見ているかのように目に映っている、っていうのを表現した曲。

ていうても、英語詞で書いたから曲聴いても全然歌詞は頭に入ってこないですよねー(^^;;
あまりストレートに歌詞を前面に出したくなくて英語詞にすることも多い私です。
しかも文法とか合ってるのかどうか笑

実際に、夜の首都高を走って東京のビル群を見たのがこの時初めてで、本当に眩しいくらいにキラキラしていて綺麗だなぁと思った記憶がとても強く残っています。

でも、その頃の私は(ていうか、いつも?w)、不安に感じるコトが多くて、人が信じれなくて、目の前に見えるキラキラに憧れながらも、自分の居場所はココではないのかもしれない…なんで私いまココにいるんだろう…?手が届きそうで届かない…って、地に足がついていないような、ふわふわした状態でした。

まるで、ドラマの中にでも居るような非日常な感覚な日々。

その時に強く思っていたのが、(心が)安らげる帰る場所がないと何やっても空虚感でいっぱいで、何もやる気がしなくなるなぁってことでした。

ウチが一番落ち着く

旅行に行っても結局「ウチが一番落ち着く」
て言う人も多いと思うけど、
そんな感覚と一緒です。

家にいると、どこかに行きたくなるけど、
どこかに出かけると家が恋しくなる(笑)

もし、物理的な帰る家がない状態で旅をしたら
きっと旅先の見え方、感じ方も違って見えてくるんだろうなとも思います。
それは、もはや旅ではなく放浪という日常なのかも。

また、旅に出たら、その感動を誰かに伝えたくなるし、何か目標に向かって頑張ったら、誰かにそれを見ていてほしいし、評価してもらえたら嬉しいもの。嬉しいことは誰かに共有したいし、悲しいことは共感してもらえたら多少励まされる。
それが叶わないとなったら…何か心が満たされないポッカリしたものが残るんじゃないかと。

完全に自己満足、自己完結できる人はいいのだけど、なかなかそういう人って稀かなと思います。

山奥で暮らしたりして、誰とも関わりがなければ、だんだんそうもなれるかもしれないけど、社会の中で人と関わりながら生きていたいうちは、どうしても人の反応が気になるし、楽しいことは人と共有したくなるし、人と関わっていたくなります。

私は旅に行くのが好きだけど、帰る場所があるからこそ旅も楽しめるし、帰る場所があるからこそ新しい事にも挑戦できるし、安心できる帰れる場所があるからこそ、時にはアドべんチャラスなちょっとの危険も冒せる。

それって当たり前のようで
とても有難いことなんだなって
気づいたんですよね。

たった、それだけの事を言いたい曲w

だから、日常的に関われるような
親がいる人は親に感謝
奥さんがいる人は奥さんに感謝
旦那さんがいる人は旦那さんに感謝
家族がいる人は家族に感謝
彼女彼氏がいる人は相手に感謝
働ける場所がある人は勤め先に感謝
連絡取れる仲間がいる人は仲間に感謝
支えとなるものがある人はそれに感謝
したらイイナって。

自分のことをいつでも待って受け入れてくれている人がいるって有難いことです(●´ω`●)

日常って案外貴重。

「あーまた日常に戻っちゃう…」
なんて思うこともあるけど、
日常があるからこそ
非日常がより楽しく感じる

なんか宣伝ぽいけど
(noteではあまり宣伝を書かないようにしてる)
「Tokyo Driving」は、
こちらのアルバムに収録されています。

『MIRAGE』
タワレコonline
Amazon


P.S.

ところで、ロバート・デ・ニーロ役のおじいちゃん「中国語やヨガも習った」って序盤で言うんだけど、何故か映画の途中でアン・ハサウェイと「サヨナラ」って日本語を交わしてるの、なんでだろうー。

映画制作の時に、中国語と日本語の違いがわからなくて間違えちゃった?
まさか、世界レベルの映画でそんなことある?!

それとも、私が映画の中のどこかにある日本語も学んでるという伏線を見落としてる?!

どなたか、映画見てそこわかったら私に教えてください☆

サポート大変ありがたいです(*ノωノ)☆彡