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2023ロンドンひとり旅②お金・交通編:ともかく便利の一言に尽きる

クリスマスシーズンど真ん中のロンドンに、男一人で乗り込んできました。
前回記事はこちら

カタール航空でドーハ経由ヒースロー空港着。transit込みで24時間弱。
遠い欧州。アジア予選時の日本代表の移動負担が身に染みました。
さて、ともかく快適だった現地の交通や決済について。


お金編:タッチ決済。マジで現金要らない

ロンドン、圧倒的にキャッシュレスだった。
地下鉄・バス等の交通機関、スーパー、パブでのビールや食事、果ては田舎の農園市場で頼んだコーヒーまでスマホで完結。
今回、1ポンドも両替せず、現金を見る機会がなかった。スマホのVISAタッチ決済で全て事が済んだ。

唯一の心配はホテルやレストランのチップだったが、ロンドンではベッドメイクにチップ要らないらしく機会なし。チップが必要そうな高級レストランには行かなかったので以下同文。

エクスプレスカードを設定

ヒースロー空港でeSIMを有効にし最初にやったこと。iPhoneの「ウォレットとApple Pay」でエクスプレスカードをVISAに設定する、でした。
エクスプレスカードの「支払い用カード」に設定しておけばOK。(自分は念のためSuicaをOFFにしましたが多分しなくても大丈夫)
これで地下鉄・バスはall OK。体感はわずかにSuicaより反応鈍い仕様上、処理速度に差がある)けど全く問題なし。

地下鉄の改札。
まるいところにタッチするだけ。Suicaと一緒。

なおロンドンの地下鉄・バスで調べるとよく出てくる「オイスターカード」は不要に。タッチ決済なら同じ割引が受けられる

利便性だけでなく、心理的負担が激減するのが快適

レジでの英会話と手間がゼロに近づく(日本みたいに「VISAのタッチで」とか言わなくてよい。スマホで払う仕草を見せるだけでOK)、これがデカい。めちゃくちゃ快適だった。
「お金足りてるかな」とか「財布どこしまったっけ」「カード大丈夫か」とレジ前で気を揉む瞬間がない。念の為物理カードも2枚持っていったが財布を出す機会すらなかった。

お金に関するストレスが一切ないことが、海外旅行をこんなに快適にするとは。もちろん限度額に余裕があること前提ですが(笑)

交通編:予想以上の頻度と密度。よく遅れるけど

現地では地下鉄、バス、鉄道を利用。UberやTaxiは使っていないのであしからず。

【地下鉄・バス】頻度高し。そしてあまり混んでない

けっこう走ってる。感覚としてはかなり東京に近い。ただ常設の時刻表はなく、地下鉄は次の1本〜3本が何分後に来るかが電光掲示板で表示される。
後述するがgoogle mapが大活躍。経路だけでなく遅延もココから情報を仕入れていた。
驚いたのがラッシュ時でもあまり混んでないこと(東京比)。調べたら都市圏に住む人口規模が違う。この点は東京より明らかに快適だった。

【鉄道】ちょっと勝手が異なり、改札でのタッチ決済は不可

ブライトン遠征時にnational railを使用。スマホを改札にタッチするも入れず、駅員から「チケット買え」と指示が。券売機でタッチ決済したチケットで入場した。
これも後述するがTrainlineで事前購入も可能。その際はQRコードをかざして入場する。iPhoneのウォレットに入るので便利。

地下鉄と若干異なる改札
側面に突き出ているのがQRコード読み取り機

なお主要駅の一部は、どこのホームに列車が入ってくるか直前まで表示しないシステムらしく、改札前で多くの人が電光掲示板を見つめて待っていた。
もちろん時刻表はなく電光掲示板が全て。これらも後述する遅延対策だろう。

brighton駅
黄色字の電光掲示板を見ながら待つ乗客たち

便利アプリ①:遅れや変更に柔軟に対応してくれる最強アプリ、google map

概ね1日1~2度は遅延や変更に遭遇。むしろその発生を前提とした運用を想定していると思う。常設の時刻表は一度も見なかった。
そもそも走ってる本数が多いので慣れればそんなに怖くない。(が、帰りの空港行きが遅延した時はちょっと焦った)

最強だったのがgoogle map。遅延やトラブルに充分に対応してくれ、柔軟に経路検索できた。
自分は行きたいスポットを日本で事前に検索し「保存済み」にしており(そしてそれをまとめてmy map化していた)、基本はそれを呼び出し現在地から経路検索するだけ。
オプションの「優先する移動手段」を覚えておくと便利。鉄道とバスを選べる。どちらもonにしておけば最適な交通手段をサジェストしてくれるし、どちらかにトラブルが発生した際は切り替えて検索すればOK。
そのトラブル情報もgoogle mapが一番詳しかった。こんな感じでほぼリアルタイムに詳細表示される。

空港に向かう途中でCritical Delayへ変わったのはさすがに焦った。

分からなかったらスクショ撮ってgoogle翻訳。google様々であった。

便利アプリ②:バス利用の味方アプリ、Bus London

交通手段、個人的レコメンドはバス
たくさん走っていて間違いなく東京より便利。特に朝は道路が空いていて快適。慣れれば乗り換えも苦じゃない。何より車窓が楽しい。
next stationは必ず表示&アナウンスしてくれるし、日本みたいに「〇〇前が便利です」みたいな余計な宣伝アナウンスがなくシンプル。聴き取りやすい。

ともかくバス停の数が多い&路線も豊富だが、ここではアプリBus Londonが便利だった。地図はバス停の場所や記号が分かりやすく、何番の路線が走っているか、それは何分後に来るのか、その路線はどこを通るのかが分かる。

このバス停の記号はD。
どっち方面かで記号が異なるっぽい。

ただしバスは遅れは常、かつ変更もある。
自分は一度、乗りたいバスが待っても来ず、調べたら水道管の事故で迂回ルートを走り付近を通らないことが分かり、急遽地下鉄に変更することとなった。が、この時も前述のgoogle mapで事足りた。

便利アプリ③鉄道の事前チケット購入、Trainline

ブライトンに行く時も鉄道で遅延発生。この時はチケットを事前購入していたTrainlineがアラート飛ばしてくれた。
買ったチケットが座席リザーブなし、ピーク時以外はanytime return(多分行きもOK)だったので、便を変えても問題なかった(平日だったからか余裕で座れた)。
鉄道は上記のような特殊な買い方ができる(そして少し安くなる)ので、アプリで事前購入もおすすめ。なおチケットの取り方などはこちらの記事が参考になった。

便利アプリ④:地下鉄公式アプリ TfL Go

地下鉄は電波があまり入らない。するとgoogle mapが見れない時も。そんな時に路線図を確かめたかったらこの公式アプリ。GPSで現在地も大体表示してくれるし、広告が表示されないから利用は快適。

デザインもおしゃれ。かっこええ。

また、選んだ路線の現状を表示するウィジェットが便利だった(軽い遅延は「Minor Delays」、一部区間運休は「Part Suspended」など)。自分はホテル最寄りのPiccadilly Lineを常時表示させていた。

フォロー推奨のtwitterアカウント3選

交通周りの大きなニュースや、その他ロンドン関連の情報をリアルタイムにチェックできる。自分はリスト化して時折見ていた。

  1. BBC London(@BBCLondonNews)

  2. London Live(@LondonLive)

  3. City of London Police(@CityPolice)

道路の通行止めなど、避けたほうがよいエリアがわかる。

東京より進化したロンドン

正確性は劣るものの東京と同程度の頻度と密度、東京より快適な混雑具合、そしてスマホ1台で全て済む利便性。
日本の都市部で電車やキャッシュレスに慣れている人なら、日本より便利さを感じるハズ。
ただしスマホのバッテリーは命綱となります。モバイルバッテリーは必携。またeSIMの容量無制限がここで活きてくる。

なお街で見かけるスマホは、iPhone比率が高い印象(観光客も多く混じっているからか)。
スマホのスリ対策はあまり危機を感じず、着けてたストラップは初日に外してしまった。置きっぱとか後ろポケに突っ込んでいなければ問題なかった。
ただし置き忘れ・盗難はマジ死活問題。日本より便利な故に、文字通り手放せない。

次回はスタジアム編。フットボールの本場イギリスでの生観戦やスタジアムツアーの様子など、アーセナルの本拠地Emirates Stadiumとブライトン本拠地AMEX Stadiumについてまとめます。

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