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こころウカブ珈琲屋さん
あなたにとってのチャージスポットはどんな場所ですか?
なんだか元気が欲しいとき、こころが沈んでしまったとき、誰かと話をしたいとき、ふうーっと肩の力を抜きたいとき。
そんなとき、訪れたくなる場所はありますか?
人が相手に質問をするとき、大抵の場合は自分のことも相手に聞いてほしいのだ、と何かで読んだことがあります。
それがまさに今のわたし。わたしにはあるんです、とっておきのチャージスポット。その話を聞いてほしくて、聞いてほしくて。
さて、ここまで目を通してしまったあなたには是非読んでいただきたい。おそらくわたしが特定のお店を名出しで書くのは初めてではないでしょうか。それではご紹介します、わたしのチャージスポットを。
きっかけは、一目惚れでした。
いえ、惚れたというより、無性に惹かれました。ふらりと歩いていたその時、視界に映ったその鮮やかな色彩に一瞬で魅せられ、通り過ぎることが出来なかったのです。
そこが珈琲豆屋さんだということはGoogle mapにより事前リサーチ&リスト保存済みでした。その名も、「ウカブ珈琲店・珈琲豆焙煎所」。
コーヒーが好きなのでいずれ行ってみようと思っていましたが、まさか店内にはこんなに素敵な絵も飾られていたなんて。つい先程一杯のコーヒーを摂取したばかりなのにも関わらず、衝動的本能的に店内へと足を進めました。頭が動くよりも先に、こころが動いたことを憶えています。
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わたしは接客業に従事していたとき、お客さん自身が歓迎されていると実感できるようにすることが大切だと学びました。
ウカブさんにはじめの一歩を踏み入れた瞬間、自分が歓迎されていることは明白でした。これはきっとわたしの勘違いでも自惚れでもないはずです。
こう見えて(?)実は相手に受け入れられているかどうかを非常に気にしながら距離感を考えるタイプの人間です。そんなわたしがこれは完全に歓迎してくれているぞと感じられた、あたたかくて、まあるい場所。
きっとこの良い雰囲気の正体は、ウカブご夫妻のおふたりから醸しだされるもの。
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そう、此処はご夫妻で営まれている珈琲屋さん。焙煎されたコーヒー豆を購入することも出来るし、おいしいコーヒーをいただくことも出来ます。鮮やかな色彩の話は後ほど。
わたしは自宅でコーヒーを淹れますが、ウカブさんで購入した珈琲豆がとてもおいしかったのです。これはもう、ウカブ夫さんによる丁寧な焙煎、そこに込められたこだわりの為せる技なのでしょう。
そんなわけないやろ〜と言われるかもしれない覚悟で申し上げるなら、きっとお人柄も反映されているんだと思うなあ。酸味にも尖りがないのです。おかげさまで自宅でもコーヒータイムを楽しんでいます。
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ウカブさんは珈琲豆屋さんで、店内の座席数は多くはないので、ゆずりあいの心持ちで。イートインであれば、これはどちらのものかしら?と思わず裏面を見てしまうような素敵な器で提供されるし、テイクアウトなら可愛いウカブカップをゲット出来ます。こちらを存分に見せびらかしながら歩くのもいい。
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ウカブさんのウカブドリ。
ウカブ妻さんが産み出したこのウカブドリさんが、わたしは大好きです。
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最初にぐっと惹かれた鮮やかな色彩の正体は、ウカブ妻さんが描く作品たちでした。美術のことはよく分からないのですが、ウカブ妻さんの絵を見ると、そのユニークさに元気が湧いてきます。お店の日めくりカレンダーに描かれたゆるいタッチの絵を見れば、肩の力がふふふっと抜けていきます。
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これはウカブ妻さんご本人に未だお伝えてしていない話ですが、初めてお店を訪れた際、この方は自分と似た感性を持っている人かもしれない!と思いました。その理由は、毎年干支にちなんで描かれているというこちらの絵です。
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わたしはと言うと、毎年元旦には干支にちなんだ書初めをします。今年は、「根を伸ばす」と書きました。
龍が上に昇るその姿から、辰年には上昇ということばがよく使われます。しかし、上に昇ることを目指すというのが個人的にはしっくり来ず。それならば、植物が土の中で根を張ってやがて上に伸びるように、しっかり根を伸ばしたい。高く昇るなら、同じ分だけの深みを増したい。元旦の書き初めではそんな思いをしたためたのです。
だからウカブ妻さんの絵を見たとき、非常に興奮しました。ウカブための雲を創るというウカブ妻さんの思考に、共感がとまらなかったのです。
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たんぽぽみたいに笑うウカブ夫さん、
ひまわりみたいに笑うウカブ妻さん。
そこに集うお客さんも、コーヒーのおいしさとおふたりの笑顔につられて笑顔になる。お花畑のように笑顔がたくさん咲いている珈琲屋さん。こんな素敵な場所が地球上にぴょこぴょこと増えていってほしいな、なんて思います。
珈琲豆とコーヒー然り、わたしはそんなウカブご夫妻に惚れ惚れ。おふたりのこころ浮かぶ空が、どうかいつも晴れやかで、穏やかでありますようにと願いたくなる。そんなご夫妻です。
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あの場所へ行けば、こころ、ウカブ。
ウカブ珈琲さんは、わたしにとってそんなチャージスポット。
はじまりの朝、珈琲の香りに、こころウカブ。
ニンゲン、浮かれたくらいがちょうど良かったりするのです。笑ってウカブ気持ちと共にスタートする朝。ハッピーはフライデーだけじゃない。マンデーだってチューズデーだってハッピーに生きられるのです。
おつかれ日和、沈んだこころ、ウカブ珈琲。
明るく笑顔で前を向いていられない時もある。理想の自分でいられない日だってある。そんな時にもよりそってくれる珈琲がある。それだけで人生はなまる。吐き出すため息は、ウカブために。
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あなたにとってのチャージスポットは何処ですか?どんな場所ですか?
すっかり通い詰めなわたしのチャージスポットは、香ばしい香り漂う、ユニークでまあるい場所。
ひと息ついて、またウカブための珈琲、時間、空間が、其処には在ります。
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常によりそってくれそうな熱血系珈琲。
(ウカブさん曰く修造系)
愛と感謝と敬意を込めて🕊️
じっくり読んでいただけて、何か感じるものがあったのなら嬉しいです^^