社会構造から遊離して
銀行や不動産業者や、そういうところへ出向くと、じぶんの生活に関して、根掘り葉掘り聞かれる。
僕はできるかぎり、じぶんがつくった作品に対して、誇りをもつようにしている(そうでないと、作品を鑑賞してくださる方に失礼だと思うから)けれど、創作活動をしているじぶんに対して、誇りのようなものを感じたことはいち度もありません。
現に、僕は創作活動だけでは食い扶持を稼げていない。「それを生業としている」と言うことはできません。
むかしは、じぶんがおこなっていることは仕事なのだ——職業的な意味ではなく、物理学的な定義でいえば、立派な仕事である——と言い張っていたけれど、世間の目は冷たく、口に出すのも憚るようになった。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。 これからもていねいに書きますので、 またあそびに来てくださいね。