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ドイツ縦断ひとり旅 (4) ミッテンバルト アルプスの輝く湖水

2019年9月12日(木) 晴れ 23℃

ラウター湖へのバスは往復で4・5ユーロ(540円)。山道を上って行き、20分程でラウター湖に到着。ヤッホー! 美しい湖の傍には花で飾られた山小屋風レストラン。湖面には雪を頂いた山々が映り込んでいる。何て美しい所だろうと思っていたら、「第2湖はもっときれいよ」と、写真を撮り合ったご婦人たち。

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帰りのバスまではかなりの時間があるので、徒歩約1時間の、上の湖まで歩いて行こうと決めた。最初は勾配が急で心臓がドキドキしたけど、至る所にグリーンのベンチが配してあり、休憩しながら登っていった。下りてくるグループから、「あと10分だ。ガンバレー!。」と、ありがたいエール。その後,、勾配が10度になり、楽に歩けるようになった。ベンチの間隔が間遠になった。手作りのゴミ箱も配置してあり、小さなゴミひとつ落ちていない。老人から子供まで、ちょっと頑張れば、楽しい山歩きができる。何ていい所かと思った。途中、きつくなったとき、諦めずに歩き続けて良かったー!

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湖畔のベンチでひと休み。ランチにしようかと思ったけれど、朝食をしっかりとったので、お腹が空かない。たくさんの人達が湖を一周していたので、よし、違う景色を見ながら帰ろうと思い、12時半に歩き出した。すると、空のバスが向こうからやって来た。あっ、同じドライバーさんだ。気のいいおじちゃんって感じの人で、ニッコリ笑って手を振ってくれた。

反対側から見ても、山々は気高く、厳しく、湖に逆さに写っている姿は美しくて、感動で疲れを全く感じない。ウォーキングポールを使っている人が多い。犬を連れている人もけっこういる。マウンテンバイクの人達はスイスイ追い越していく。「ハロー、ジャパン!」と声をかけられた。

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下の湖に戻ってきたとき、行きがけには気づかなかった小さな教会を見つけ、丘に登ってみた。それは無人の礼拝堂だったが、とっても美しかった。アルプスを背景に、うーん、絵になりすぎ!

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バス停に戻ったのは13時40分だったが、すでにベンチは満席。でも、ほんのわずかのスペースにちょこっと座り、遅いランチ。パンを食べる気にはなれなかったので、リンゴを食べた。カリッとして、みずみずしくて、すっごくおいしかった。

ちょうど食べ終わった頃、バスがやって来た。同じドライバーさんだった。14時ジャストに出発。超満員で、最後尾の右端に座った。真っ黒い大きなプードルが隣だったので見とれていた。広場で半分以上が降りた。残りは終点のミッテンバルト駅まで行く。私は最後に降りて、ドライバーさんの写真を撮らせてもらった。「グーテ・ライゼ!(良い旅を!)」「フィーレン・ダンク!(どうもありがとう!)」

私の目的は駅の構内の郵便局で、日本に絵葉書を出すこと。片隅の机に腰かけて、5枚書いて出した。エアメールで、1枚につき0・95ユーロ(114円)。構内のショップで、水と絵葉書を買う。帰り道、インフォの隣の市役所に入ってみた。とってもきれいで愛らしい建物だったから。もしかして職員は民族衣装?・・・そんなことはなかった。

街の中心部に戻ってきた。聖パウロ・ペテロ教会に入ってみた。バロック様式。あまりの美しさに息をのむ。こんなに豪華だったんだ! 宿に帰るにもまだ早いので、もう一つの教会を捜そうと歩きまわった。

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ミッテンバルトは素晴らしい!! 街はずれまで来ても、どこもきれい。脚立に乗って、ゼラニウムのお手入れをしている奥さんと、手持無沙汰のご主人。天使のフレスコ画と可憐な花々で飾られた美容室。えっ、これが幼稚園なの!? 上品な壁画の美しい建物と、広い広い園庭にユニークな遊具。 見つけた小さな教会は豪華さはないけれど、アルプスを背景にスッキリした姿が似合っていた。

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18時前、宿に戻ってきた。ベッドに腰掛け夕食。朝の残りパンと水。少し横になり・・・起きたら23時に近かった。急いで洗顔し、ちょこっとお手入れをして就寝。



 




 


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