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ポジティブではいたいけど、無神経ではいたくない。

世の中の流れの中で、ふと、立ち止まってみたくなる時があります。
ー大都会の人ごみの中で急に孤独感を感じるあれ、のようなものかもしれない、あれです。(どれだ)

本当にそうなの?
みんなが「良い」って、言ってるみんなって誰のこと?

今、この言葉に傷ついている人はいないかな?

常にそう思ってるわけではないけれど、
本当にふと、突然そう思って気になって、ぐるぐるもやもやしてしまいます。

「本当に、それでいいんだっけ?」と。
私の中のめんどくさい住民がたまに出てくるのです。


わたしは基本ポジティブで、楽観的で雑で流されやすい人間で、
なるべく人生楽に生きていきたいし、
美味しいもの食べたいし、いっぱい寝たいし、
好きなことしてたい。。。

なんともぐうたらな欲望だらけです。お恥ずかしい。

だけど、
一方でちょっとしたことが心のどこかにひっかかったり、
流れに乗り切れなかったりする時があります。

それはきっと、
わたしの行動で傷つく人が生まれるのは嫌だなあ、と思うから。
それが自分であっても他人であっても。
自分も含め、後で「誰か」のせいにはしたくないんです。

「誰も傷つけたくない」から、
仕事もするし、人に親切でありたいと思うし、
ポジティブでありたいけれど無神経ではいたくないと思う。
(できているかどうかはわからない。)

わがままなきれいごとに聞こえてしまうかもしれないけど、

病気の人がいたら助かってほしいし、
お金のない人がいたらなんとか補助してあげてほしいと思う。
命の危険の中で働いている人たちにも
ありがたいような申し訳ないような気持ちがある。

そんな思いを抱えながら、

「家で楽しく過ごそう!」「お家時間を快適に!」

と言われても正直どう捉えていいのか分からなくて戸惑っています。
それはポジティブに見せかけた無神経になっているかもしれない、と
心のどこかで思ってしまうのです。

もちろん、家で過ごさざるを得ない今、
家で少しでも快適に楽しく過ごすのはいいことです。間違いなく。
ふさぎこまないように、明るく明るくしたい。それは全世界共通。

少しでもできる事をしようと頑張っている人は、「正しい」。

「考えすぎだわ、黙って家で楽しんでりゃいいじゃん~」と言う
心の中の住人もいないわけでもないのですが。
目の前にいない「誰か」に遠慮してしまう気持ちが出てしまうのです。



そんなわたしが
最近、心に響いた記事をご紹介します。

昔の記事ですが、松浦弥太郎さんが「きほんの一冊」として
貝原益軒の【養生訓】という本を紹介してくださっています。

松浦さんのことば含め、小さなモヤモヤの種を抱えていた
「今のわたし」に響きました。

「あたりまえの事」を改めて教えてくれるこの本。
わたしたちはあまりにもわがままに生きすぎているのかも、
それって体に良くないよ!と気づかせてもらえた1冊です。

まずは、健康第一。それだけで良い。
「主人」である心を保つために、まずやることは、
今までよりももう少し、身体を慎み、日々を噛みしめること。

そして今は家にいること。こまめに手を洗うこと。

せっかく家にいるのだから、
この機会に少しずつ、ゆっくり整えてみようかなと思いました。

気になる方はぜひ手に取ってみてください。

皆さん、それぞれ大変な状況があると思いますが
まずは心と身体をいたわって生きましょう。


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