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Cut illustrations #1 春野菜

テーマ毎に制作してきた幾つかのイラストたち。
どんな想いで、描いてきたのか…
その意図を紐解きながら、色々な視点からのアプローチを試みます。

今回のテーマは「春野菜」です。


★目標としたこと
・数種類の春野菜を描く
・野菜そのもののカタチを描く
・色による陰影や境界の表現
・主線の無いシームレスな表現


Step1  春野菜を知る

まずは春野菜にはどんな種類があるかを調査します。

春に旬を迎える野菜をネット検索すると、代表的な野菜がいくつか紹介されています。今回はその中から以下の6種類を取り上げることにしました。

{春キャベツ・アスパラガス・たけのこ・セロリ・菜の花・スナップエンドウ}


Step2  野菜を描く角度を考える

その野菜の特徴が伝わる形を探っていきます。

検索結果に一覧表示される画像を参考に、その野菜を印象づけるシルエット(輪郭)はどんな形だろう?とスケッチをしていきます。

ラフスケッチを通して
特徴を掴んでゆく

〈Point〉幾つかのバリエーションを描くことで、その野菜の詳細と全体をつなぐカタチが表れてくる

例)
春キャベツ → 丸ごと・ハーフ
エンドウ  → 複数・単体
セロリ   → 全体・一部


Step3 線画から色塗りへ

ラフスケッチを元に線画を描いていきます。


野菜の一品料理も描いてみる


菜の花を例にした
一連のプロセス


線画が描けたら、その線画を元に色を塗っていきます。

今回は4色を使い分けることで陰影を意識し、全体が調和するように塗り分けました。


★出来上がり

別のソフトでデータの様式を整えて、完成です。


菜の花は画面への収まりが悪いため
ボツになりました


線画バージョン


春野菜に触れ、描き取りながらその魅力を感じ取り、線と色の塗り分けによる表現を深める機会となれました。

「野菜そのものが持つエネルギー」を伝えることが今回の制作の大きなテーマでもあり、一連のプロセスを通じてそこに真っ直ぐ向き合うことができたのかなと感じています。

とことん向き合って、対話を重ねるなかで生まれてくるものたちと共に歩んでゆけたら…と思います。



ではまた、次回の更新も楽しみにしております☺︎




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