余裕ある人生を送るために解決すべきこと「人間関係」編

人と人がそこにいる限り、人間関係の悩みが尽きることはありません

その原因を一言で言うならば、それは人それぞれに持っている価値観が違うから

価値観、もしくはその人の持っている固定観念でしょうか


例えば、夜の11時に普段あまりお付き合いのないご近所さんから突然、大して緊急でもない電話がかかってきたとしたら、あなたはその方に対してどのように感じますか?

「こんな夜中に電話をかけてくるなんて非常識な人だ」でしょうか?

それとも別に何とも思わない、でしょうか

実は少し前の私は、どちらかと言えば前者でした

それは、私の中に子供の頃植えつけられた「夜8:00を過ぎてから電話をかけるのは失礼」という固定観念があったからです

と言うのも、今と違って私が子供の頃は、近所に夜中まで営業しているようなお店などなく、デパートも夕方6:00には閉店

そのせいか夜8:00ともなると、辺りは街灯と家々から漏れる灯りだけ

出歩いている人も、殆どいませんでした

つまり当時の夜8:00は、とても遅い時間だったんです

けれど、コンビニ等24時間営業のお店の出現で、今ではすっかり夜中に対する感覚が変わってしまいました

塾帰りの子供達が、10:00過ぎにたむろしている姿なども珍しいものではなくなりましたね

そして私自身も、さすがに夜の8:00を「電話をかけるのに遅い時間」と思う事はなくなりました

が、11:00となると話は別です

年老いた両親はとっくに眠っていますので、出来れば遠慮して欲しい時間

そんな風に思っていましたし、今でもその思いの名残りがない訳ではありません

とは言え、中には「11:00など宵の口」と思う人もいるかもしれませんし、生活スタイルによっては夜型人間、朝型人間、色々な方がおられることでしょう

という訳で、この辺りの常識は人それぞれ、と言うしかありません

そして、こういったことにいちいち目くじらを立てていたら、円滑な人間関係を築くことは難しいように思います


正見

仏陀の唱えたハ正道の中の一つ目の教えに正見があります

正見とは読んで字の如し、物事や人を「正しく見る」ことです

「正しく見る」とは、「あるがままの事実を見る」ということ

人間関係における問題の原因は、この「あるがままに事実を見る」ことが出来ないところにあると言います

では「あるがままに事実を見る」ことの出来ない状態とはどんなものでしょう

それは自分の思い込み(固定観念)という色眼鏡越しに物事を見ている状態です

子供の頃、親や教師によって植え付けられた常識、テレビや雑誌等メディアによって知らないうちに持たされた価値観

そんな様々な観念(価値観)という色眼鏡で、無意識のうちに物事や人物をジャッジしているのが私たち人間です

そしてある日、その長い年月で培われた価値観を脅かす事柄に出会った時、私たちはその出来事なり人物なりを否定することで、自分の心を守ろうとします

前述の電話の件も、正見的にはただ「夜の11:00に電話があった」という事実があるだけ

ですが、そこに夜11:00に電話するのは非常識という固定観念を持ち込むことで、その電話の相手に対し、面白くない感情が湧いてくることになります

そう、この感情の動き

この感情の動きこそが、自分の固定観念を知るチャンスです

嫌悪感や恐怖、怒りといった感情が少しでも湧いたなら、それは何らかの色眼鏡でその事柄または人物を見ている証拠

「良い人間関係の中に生きる」ためには、こうした(〜すべき)という自分の思い込みを一つ一つ解明し、生きるためにどうしても必要なもの以外は外していく、といった作業が必要です

そして全ての出来事または人物に対し、常にニュートラルな気持ちで向き合うことが出来たなら、きっとあなたは、人間関係の問題における苦しみから解き放たれることでしょう


価値観について

余談ですが、価値観の中にも「長い年月をかけてジワジワと自分の中に培われる価値観」と、「ある事をきっかけに劇的に変わる価値観」があるように思います

この劇的に変わる価値観を、私はメンターの松田豊さんと出会う事で経験しました

初め私にとっての松田さんは、仕事を教えて頂くメンターという認識でしかありませんでした

が、仕事を始める上でのマインドセットを学ぶうちに、私の中の価値観はガラリと変わりました

何が変わったかと言うと、それは人や物事、または社会に対する見方です

私たちの置かれているこの社会とその行く末、そしてこの世界の在り方を正しく知り、その支配構造から抜け出すマインドと方法について教えて頂きました

そしてそれらを学ぶうちに、いつの間にか長年かけていた色眼鏡を外すことが出来ていたのです

もちろん、まだまだ学びの途上です

また、これは直接人間関係には関係ないことかもしれませんが、価値観が変わるということは、私から発せられる波動が変わるということでもあります

そして波動同調の法則によれば、この波動によって同じ価値観を持つ人間を引き寄せる訳ですから、それはとりもなおさず、同じ志を持つ良い人間関係を引き寄せることに繋がるのではないかと思っています

そんな新たな人間関係の構築と、新たな価値観を与えてくださった松田豊さんには、今は只感謝の気持ちしかないのです


読んでいただき、ありがとうございました

                 きみどり












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