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大人の夏休みスペシャル! こどもの本とあそぶ休日 ~1日目 レゴ好き編集者が選んだのはコレ!『チキチキロボット』~

大人にとっても楽しい夏休み。でも、暑すぎて退屈していませんか? そんなときはこどもの本で、夏休みを積極的に面白くしませんか? 
「こどもの本」といっても侮るなかれ。大人も夢中になること間違いなしの本を3人の編集者たちが選びました。「大人の夏休みスペシャル!」と題して3日間連続で紹介していきます! 絵本や読み物、遊びの本まで、いろんなタイプを取り揃えましたよ。

今日の1冊を選んだのはレゴ好き編集者。レゴブロック付きの本を今まで何冊も担当してきました。その中からオススメするのは先日発売されたコレ!

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人気知育シリーズ第3弾! 気になる箱の中身を紹介!!
『チキチキロボット レゴブロックで作るからくりメカ』

『チキチキロボット レゴブロックで作るからくりメカ』
(著/クルツ編集部 訳/みずしま ぱぎい)

涼しいお部屋で、レゴブロックで遊んで学ぶ、こんな本はいかがでしょう? 『カラコロピタン!』や『メカメカツクール』など、レゴブロックで楽しめる知育トイブックのシリーズ第3弾『チキチキロボット』が刊行されました!

この本の特徴は、ブロックと紙パーツで愉快な「からくりメカ」を作りながら、大人でもしっかり理解するのが難しい「カム」や「クランク」といった、ちょっとだけ専門的な機械工学の知識に触れられるというところ。
さて、どんな内容なんでしょうか? さっそく見てみましょう!

外箱から本を取り出すと、こんな感じ。
付属のレゴブロックは、全部で62個。
紙パーツは12枚。ブロックを組み替えて、8種類の「からくりメカ」を作ることができます。

8つの「からくりメカ」は、どれも個性的で面白いものばかりですが、編集者のイチオシはこちら。パーティー感がたまらない、DJたこさん!

8本の足で、DJ機器をあやつるのかな?

こちらは、紙パーツで作った「たこさん」が左右に揺れながら、ターンテーブルのレコードがくるくる回るというもの。
一見複雑そうにも思えるのですが、ひとつずつ手順を追いながら組みたて、調整をしながら実際に動かしてみると、驚くほど感覚的に機械の仕組みというものを理解することが出来ます。「習うより慣れろ!」という言葉が頭に浮かびますね。

細かいパーツが多いので、無くさないように、
お菓子の空き箱などにブロックを入れておくのがオススメ!
イラストを見ながら、じっくり作っていきましょう。
機械の仕組みの部分がこちら。ハンドルを回して動かすと、構造が良く理解できます。
そして、こちらが完成版! 音楽をかけながら、DJたこさんと一緒に踊ろう!

それぞれの「からくりメカ」は異なる動きをします。なぜ、こんな動き方をするんだろう? と、その仕組みについてじっくり考えてみれば、未来の発明家になる道が拓けるかも?

大人もこどもも夢中になれる、オススメの1冊。
お子さんが上手く組み立てられずにギブアップしそうなときは、大人の方が手助けしてあげてくださいね。

(文・齋藤侑太)