見出し画像

かわいいは正義

ポプラ文庫のフェア企画をここ3年ほど担当させていただいています。

文庫フェアは各社が推し作品をぎゅう詰めにして書店での展開を促進するもので、大手版元さんの文庫フェアはもはや季節の風物詩ですよね。私も毎年楽しみにしています。

ポプラ文庫も、小さいけれど毎年フェアをいくつか組ませていただいていて、私が企画を担当するようになってからは、毎回テーマを決めて、それに合った全面カバーをつけたフェアを作らせていただいています。おかげさまで毎回たくさんの書店さまでご展開いただいています。

いまは秋のレトロカバーフェアをご展開いただいています。かわいい…♡


画像2

(水嶋書房 くずは駅店さまご展開)

わたしはかわいいものが大好きで、だいたいのものの判断を、かわいいか、かわいくないかに委ねているようなところがあります。かわいいものは欲しいし、かわいくないものは欲しくない。どうせ何かを作るならかわいくて自分が欲しくなるようなものが作りたいので、それを目指していつもいろいろ考えています。

このフェアを考えるときのものすごい強い味方が、関口菫さんというデザイナーさん。
うちのかわいいフェアのデザインは全部彼女が作ってくれているのですが、もうほんとにめちゃくちゃかわいくてセンスがいい。フェアのほかにもかわいい拡材をたくさんたくさん作ってもらっています。

わたしが企画したものをどういうかんじでデザインしてもらっているかといいますと…

たとえば今展開中のレトロカバーフェア。
最初に送ったラフはこんなかんじでした。

画像3

絵がひどい…お目汚し失礼いたします…
こういうイメージで作りたい、みたいなことをへたくそながら絵に起こし、言葉でいろいろ伝えてデザインを作ってもらいます。
それでできてきたのがこのデザイン案。見てくださいこれ、全部超かわいい。

画像4

画像5

画像6

どれもほんとにかわいくて、もう全部作りたい!ってなったのですが、文芸チーム内投票などの結果、一番上のカバーの方向でいくことに。
タイトルがちょっと読みにくい?とかいろいろ相談して、最終的に↓こうなりました。

画像7

ああかわいい。

二年前に作った夏の文庫縁日フェアはこんなかんじでした。
カバー4点と販売台、POPのセット。

画像8

↑ これが
↓ こうなる。

画像9

(うさぎや 矢板店さまご展開)

ああかわいい。

去年やった、文様で選ぶ和小説フェアはこんなかんじでした。

画像10

ミニチュアのイメージを作ってみたりして ↓イメージを伝え…

画像11

↑ これが
↓ こうなる。

画像12

(平和書店アルプラザ城陽店さまご展開)

ああかわいい。

もうひとつ、大好評だったポプラ文庫カフェフェア。
これは関口さんが絵まで描いてくれた大傑作フェアなのでこちらもご紹介。

画像13

↑ これが
↓ こうなる

画像14

ああかわいい。

紹介し出したらきりがないのですが、こんなかんじでもうほんとにすんごいかわいいんです。
かわいいは正義。
自画自賛でほんとにすみません。

紹介したいものがまだまだたくさんあるのですが、今回はこのへんで…。
ポプラ文庫は本当にいい本がたくさんあるので、見た目を変えたりアプローチを変えたりしながら、もっともっとたくさんの読者の方のお手元に届け…!と毎回企画を頑張って考えています。

今後もかわいいものをいろいろお届けしていきたいと思いますので、本屋さんでぜひ探してみてくださいね。

(藤田沙織)


★ただいま「秋のレトロカバーフェア」を全国の書店で展開中です! 
 限定カバーなので、ぜひ店頭で探してみてください。

画像14


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?