見出し画像

キャリアコンサルタント養成機関の選び方〜わたしの経験談〜

キャリアコンサルタントの資格取得を決意し、夫に子2人を預けて養成講座へ通うことを快諾(?)してもらえました。
■資格取得決意に至るまではこちら
■夫に快諾をしてもらった時の話はこちら

その後どのように養成機関を決めていったのかを書いていきたいと思います。
※あくまで私個人の経験談としてお読みください。

STEP1 情報収集

当時間もなく出産を控えていたので、とりあえず、産休に入ってから出産までの比較的余裕がある時に情報収集だけしておこうと、主に3つのことをやりました。

(1)気になる養成機関へ資料請求をする。
(2)実際に資格を取得した知り合いから話を聞いてみる。
(3)それらをもとにリストアップした養成機関について、比較したい項目ごとを羅列して自分の比較表を作ってみる。

キャリアコンサルタント試験の受験資格には、職業相談などのある程度の実務経験がなければ、厚生労働省大臣が認定した講習を修了するなどの要件があります。わたしの場合はその講習を受ける必要があり、どこの機関で受けるとか、というのが今回のお話です。

住んでいる地域によって養成機関の選択肢の幅は様々です。わたしは関西在住のため、まずそこである程度絞り込みができました。
厚生労働省のホームページに養成機関の一覧があります。

そして絞り込んだ養成機関のホームページをザーッと見て、気になった所へ資料請求。その時点で4つの養成機関に絞り込みができました。

それから自分なりに比較したい項目を、養成機関ごとに表に書き出してみました。わたしは次の項目と優先順位で比較していきました。(上から優先度高い順)

①教育訓練給付金制度の利用可否
STEP2で詳述。ほとんどの養成機関で利用可
②開講日
夫に子守をしてもらうので休日→土曜日は上の子の習い事で下の子の子守が必要→日曜日
③受講開始&修了日
最初は優先順位低かったけど、後述のSTEP2で判明した出来事により急上昇。
④通学場所
家にとんで帰れるようになるべく近いほうが良い
⑤振替制度の有無
・夫がひとりで子どもの世話ができなくなって欠席しないといけなくなった時を想定
・緊急事態宣言下などにどのような受講形態になり得るか?オンライン受講の有無
⑥通学時間とその日数
なるべくなら短いほうがありがたい…
⑦受講費用
入会金や教材費にも注目してトータルを確認
⑧通信学習に要する時間

表で比較してみて、あとは口コミや知り合いの話を参考に最後2つまで絞り込みました。
出産前はそこで一旦休止しました。

STEP2 重大事実が判明した専門教育訓練給付金の受給資格確認

結論からすると、教育訓練給付金の受給資格の確認は早い段階にした方が良いです!

 *

その後間もなく出産して1ヶ月半経った2020年7月、翌春の試験に向けて開講する養成講座を最終決定しようと動き始めました。

わたしは雇用保険の専門教育訓練給付金を利用することにしました。
申込者が支払った教育訓練経費の最大7割相当額が支給される制度です。キャリアコンサルタント養成講座の受講料はどこも結構なお値段なので、給付金がないと経済的負担は大きいです…

そしてそのためには、教育訓練給付金の受給資格があるかどうかをハローワークへ照会して、「受給資格があるので受講できます」ということを証明する書類(受給資格証)を交付してもらうことが必要でした。

養成機関への申込時にも、制度を利用するかどうかを申告します。
実際、受給資格証を通学初日に持参して、きちんと受給資格があるかどうかを確認されました。

教育訓練給付金の受給資格があるかどうかは、居住地管轄のハローワークに行って確認します。

平日朝、在宅勤務中の夫に「2時間だけ!」と下の子の子守をお願いしました。
そしてコロナ感染防止のために電車に乗らず、家から片道7kmあるハローワークへ自転車で行きましたが、慣れない道で大失敗。所要時間35分と地図アプリからは案内されましたが、50分もかかりました。
しかも雨の中、カッパ着て。産後1ヶ月半で無茶したことは反省…

そんな大変な思いをしてハローワークに着き、いざ窓口へ。
窓口で照会をするために、氏名、雇用保険の受給者番号、受講予定の養成機関、講座名、受講開始日などを書類に記入していきます。

少し気にかかっていたのは、3年くらい前の第一子育休中、一般教育訓練給付金の受給歴があったこと

教育訓練給付金制度には支給要件期間というものがいくつかあり、過去受給したことがあるわたしの場合は、前回の受給日から今回の受講開始日が3年以上経過していないと新たな給付金の受給資格が得られない、という要件に引っかかる可能性が…。

前回の教育訓練給付金の受給に関連する書類を見事に廃棄していたわたし。
その懸念を胸に、絞り込んだ2つの養成機関のうち、受講開始日が早い方を記入して照会したところ…

不安大的中
しかも、照会した養成講座の受講開始日があと1日遅ければ、受給資格ありだった

受講料はそれなりのお値段なのでやっぱり教育訓練給付金がないとなぁ…
ということで、そのシーズンの受講を断念して、次のシーズンの養成講座を申込することに予定変更しました。

予定変更したことによって、養成講座の方はなんとか育休中に修了できそうでしたが、試験は育休中には受験できなくなってしまいました。
ただ、養成講座修了後〜試験までは育休から復帰した頃に差し掛かるので、試験対策を育休中に早めにやってしまおう!と意気込めたのは、ある意味良かったのかもしれません。

※わたしの場合、STEP2→STEP3の順番でしたが、逆の場合もあります。

STEP3 養成講座の説明会を聞きに行く

それからというもの、日中は子どもの昼寝時間、夜は子どもが寝たあと1〜2時間、ほぼ毎日、学科試験の勉強(暗記物のインプット)をコツコツ始めました。

そして9月になり、今度こそ申込するぞと絞り込んでいた2つの養成機関の説明会へ。

話を聞くことでホームページや資料請求でもらった案内からは分からなかったこともたくさん得られました。
受講料の割引なんかの話も聞けました。

最後はかなり感覚が入りながらも、以下のようなポイントで最終決定しました。

①説明会の参加者層、雰囲気
一緒に切磋琢磨する仲間になるかもしれないので。
②養成機関(説明者)の熱量
カリキュラムはもちろん、そもそもキャリアカウンセリングそのものに対する見かたや考え方も含めて。
③養成機関の受講環境・立地
④通学⇔オンラインへの振替ができること

受講が終わってみて、重視して特によかったポイントは、養成機関の立地、そして振替制度です
単に日程の振替制度があるというだけではなく、通学⇔オンラインに振替もできる養成機関に通いました。
フレキシブルに使えてとても良かったです。改めて書きますが、むしろこれがなかったら修了できていなかったかもしれないくらい大活用しました。

かくして資格を取ると決めてから7ヶ月、一波乱、二波乱ありながらもようやく養成機関を決めるに至ったのでした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

👉次回「『訓練前キャリアコンサルティング』で初めてのキャリアコンサルティングを受ける」に続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?