逮捕された元TOKIO『山口達也』が教えてくれている2つのこと。
今回のことを踏まえて、2つお話したいと思う。
①アルコール依存症がどれほど怖いかということ。
②山口達也さんは、また同じ事を繰り返す。
①アルコール依存症の怖さ
ショックだよね。
あれだけアイドルとしてお茶の間を賑わせた男でも、アルコールにコントロールされるようになると、こういう人生が待っているのだ。
このニュースを知ったとき、わたしはある人を思い出していた。
かつて人気があったある男性芸能人。薬物で繰り返し逮捕されて、見るからに痩せこけて変化していく風貌を見ては「未だに立ち直れていないんだな」と、ガッカリさせられたことだ。
何度、彼は逮捕されたかわからないが、ミニにタコができるほど聞いたニュースなのは間違いない。
とはいえ、山口達也さんの逮捕のことで、野次馬的に騒ぐつもりはない。
あなたも飲むであろう「アルコール(お酒)」が、どれほど怖いものであるか、あなたを狂わせる可能性があるかを知っておく良い機会にするべきだ。
アルコール依存症の怖さは、なんといっても物事の優先順位を崩壊させることだろう。
わたし自身がアルコール依存症だったから、間違いないと確信をもって言える。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
わたしは、大切な妻とわが子よりも、お酒を優先させる日々からなかなか抜け出せなかった。
冷静になれば、もちろんお酒よりも妻とわが子が大切なのはわかる。
しかし、ひとたび飲みだすと「飲んでいる自分」を否定したくなくなる。なので、飲んでいる自分と飲んでいる物である"お酒"を無条件で肯定するのだ。
そして、それ以外のことは考えなくなり、優先順位が狂うことになる。
山口達也さんには、離婚した元奥様と、子どもさんがいる。
離婚の理由は知らないし、2018年の女子高生への不祥事から相当な反省と改心をされたと思っていた。
TOKIOへの復帰も含めて、芸能界へ戻りたい気持ちはあったはずだ。
人気があった時期に、望んで不祥事を起こしてジャニーズ事務所を辞めたわけではないだろうから。
しかし、お酒を選んでしまったがゆえに、優先すべきものを大事にできなかった。
ましてや、バイクに乗るなら絶対に飲んではいけない「お酒」を飲んでの事故。
怪我人がでなかったのが本当に不幸中の幸いだけど、山口さんのフォローをわたしができる部分は見当たらない。
わたしと同じく、お酒で長らく苦しんだ人ということで、少しでも擁護したいが、できない。
酔いが覚めた山口さんがいくら
「こんなことはこれが初めてで、もうしない」と訴えても、それを信じることはできない。
冷静になれば、バイクを運転する時はお酒なぞ飲んではいけないとわかっていたはず。
タクシーを使うなり、バイクを置いてから気が済むまで飲めばいい話だと、本人もわかっていたはず。
しかし、これがお酒の怖さであって、
物事の優先順位を狂わせて、人生を壊してしまうのだ。
②山口達也さんは、またお酒絡みの事件を起こす
山口さんが2018年の不祥事の時にも、お酒を飲んでいたことから、アルコールをやめることは簡単ではないと、おわかりいただけると思う。
ここで、山口さんのことを他人事だと思うのは、簡単だ。
いかにそう思わずに、自分のアルコールとの付き合い方に活かしていくかが今回、山口さんが身をもって教えてくれていること。
誰しも、アルコール依存症になりたくてなるわけではない。
わたしもそうだったが、お酒を飲むことで自分が悪い方向に行くなんて思ってもいない。
飲まないと冷静にいられなくなるとか、休肝日すら作れなくなるなんて思って飲みはじめたわけじゃない。
だけど、お酒で自分が落ち着いたり、心が休まったという経験をする。
そうすると、またお酒を求めてしまい、そう簡単には手放したくなくなるのだ。
どれだけお酒が原因で大切な人を傷つけても、「よっしゃ!酒やめるか!」とはならないのだ。
山口さんは、今回の件で
反省したあとに、孤独と後悔から逃れるためにまたお酒を飲むと思う。
「自分にはお酒しかない」と思っているうちは、どんな手を使ってでも、アルコールを求めてさまようのだ。
わたしも、ことごとく酒に逃げてきたからこのループはなんとなく理解できる。
「お酒がないと生きていけない」から
「お酒がなくても生きていける」に気づくこと。
これで、お酒から離れることができる。本当の人生がスタートするのだ。
このnoteを読んでくれているあなた、わたし自身も、山口達也さんの今回の件を他人事だと思わないようにしていきたい。
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