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夏の青い日

夏の蒸し暑さにやられて、6時前に起きる。
祖母は墓参りに行っているようだ。
西瓜は嫌いだ。もう子供じゃないから、アイスクリームも食べようと思わない。
黄色い花に見つめられながら、熱した石の道をサンダルでふらふらと行く。

これが日常だったはずなのだ。
いつからか…
濡れるのは好きじゃないのだが、いつのまにか市営プールの前にいた。
青い水の底に沈む。
昔は水も空気も空も全てが青かった。
今はどうだろう?

ぼーっとしているのが正しかったはずだ。
スーツを着たおじさんたち。あなたたちは狂っている。
おじさんにやられた傷がプールの塩素剤入りの水に侵される。
このまま何も考えていたくない。このままずっと…

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