ぽっぷ

思ったこと 体験した話などを小さな小説擬にして書いていきます。 日々の中で様々な思いを…

ぽっぷ

思ったこと 体験した話などを小さな小説擬にして書いていきます。 日々の中で様々な思いをしたことを、文字に起こすそんな使い方してます。 少しの暇があれば読んでください

最近の記事

髪型と香水

「駅に18時待ち合わせ。」 「わかった。」 駅に着いたのは18時20分初めて待たせた。 付き合ってた頃と付き合う前は待たせたことなんてなかったし、10分前には必ず着いていた。 見当たらない。と思い近くのマックに入った。 席に座ろうと思った。 けどそこに居たのは、男の子と話している元カノだった。 向こうもこちらに気づき、「遅いから、中入ってたよー」と言われた。 「そっか荷物持ってきた?」 「うん、これ。外まで送るよ。」 「いいよ。彼氏に悪いし。」 そんな会話をして外に出た。 「

    • 繋がり

      パーカー 携帯 ビーニー これだけ返して後はあげるから。 私は彼女だった女の子にそう告げた。 貸した時は 彼女は少し寒いから帰りになんか、可愛いパーカー貸してよ!そう元気よく伝えてきた。 これがいいかなー。これかなー。と数分の間で色んな彼女を想像して決めたのが黒の後ろにはキリストのマリアが書いてある少し大きめのパーカーだった。そしてそれに合うだろうと黒のビーニーを被せた。彼女はすごく喜んで 「可愛いし〇〇くんが着てるやつだよね!大切に着る!」と喜んでくれた。 そんなパーカーと

      • パーマ

        つい最近パーマを当てた。 大学に行き講義を受けているときにトイレに行きたくなって離席をしてトイレに向かった。 用を済ましてから、手を洗い鏡を見たら右の襟足のパーマが落ちてきている。 それが気に入らず鏡の前でずっと逆の襟足のパーマを伸ばしていた。 そんな簡単に伸びないことを改めて気づいた。 そんな簡単に治るわけではないでしょ。と一言だけ囁いてトイレを出た。 講義には出ずに窓の近くのヘリに座り、見たかった映画を再生した。 その中でわたしは気づいた。 人間も何か一つ欠落したものが見

        • 60秒

          1分は60秒だと小学生の時に学んだと思う。 1分ではカップラーメンも作れないし、小学生の時の朝のスピーチも1分では足りないくらいだったし。 何気に1分とは短くすぐ過ぎていく。 私はある夜確か3時30だったと思う、お風呂から上がってタバコを吸いながら携帯をいじっていた。 ふと思いたち別れた彼女のインスタグラムを見た。 彼氏が乗っていたが消えている、ハイライトも投稿もない。この時私はもしかしたら別れた自分の存在の大きさに気づいたのかな。と根拠もありもしない考えが浮かんだ。 だけど

          目元

          大好きだった彼女の目元はたまに腫れていたり、目やにが付いていた。 ガサツだった彼女だから、しっかりしろとか言いながら手で拭ってあげていた。 メイクもそんなにうまくもなくて唇も割れていたり、他人から見たらだらしないかもしれないがそれさえ可愛くて仕方かった。 彼女は親と仲が悪くよく家族の不満を言っていた。 妹は出来のいい子だからお母さんは可愛がるんだろうし、私はその分何もないしだから嫌われてるし居場所なんてないよと笑って話していたり、家に帰りたくない。と別れる際によく口に出してい

          年下の彼女

          彼女との話し合いまであと6日。 初めてちゃんと好きになれて、俗に言うカップルみたいな事をした彼女。 映画や焼肉や2人で公園ではなしたり、家で何もしないでNetflixを見て気付いたら2人とも寝ていて、急いで起きて準備をしなきゃいけないのにもう少しと2人とも寝てしまう。気付いたら彼女を送る時間ギリギリになっていて。原付しか持っていない俺は彼女を後ろに乗せて彼女の最寄りに送る。2人ともあまり素直になれない性格でバイクに乗ってるその時だけは何故か知らないけど、素直になれて色んな話を

          年下の彼女