パーマ

つい最近パーマを当てた。
大学に行き講義を受けているときにトイレに行きたくなって離席をしてトイレに向かった。
用を済ましてから、手を洗い鏡を見たら右の襟足のパーマが落ちてきている。
それが気に入らず鏡の前でずっと逆の襟足のパーマを伸ばしていた。
そんな簡単に伸びないことを改めて気づいた。
そんな簡単に治るわけではないでしょ。と一言だけ囁いてトイレを出た。
講義には出ずに窓の近くのヘリに座り、見たかった映画を再生した。
その中でわたしは気づいた。
人間も何か一つ欠落したものが見えたら気に入らずに、治らないんだろうな。と諦めて関係を切ってしまったり、疎遠になったりするんだろうなと思った。
パーマみたいに簡単に直せたらいいなと思った。

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