見出し画像

栗の渋皮煮を作るときのちょっとしたコツ

なかなか自分のペースが維持できず腰を据えてお菓子を作ることができず
noteもお菓子も放置ですいません
どうやら人生の分岐点にいるようです

さて、9月になれば栗の季節の始まりです
私は毎年栗の渋皮煮を秋分の日あたりに仕込むことが多かったです
連休を含めて店を休んで丸一日かけて栗を剥いてました
お菓子好き界隈では栗の季節に渋皮煮を作る方も多く、情報交換したり苦労話したりで
大変だけど楽しい経験です

ただし栗の鬼皮を剥くのがとても大変なので、ちょっとしたコツを書いておきます
レシピではないです(レシピはどこで検索しても大差ないのでお好きなレシピでどうぞ)

・栗は2L(LL)以上

当たり前ですが小さいと大変。2L以上だとかなり剥きやすい
3Lサイズは基本「3L以上」という感じなので、時々めちゃめちゃでかい栗が出てきます。
作業は楽だけど、「栗まるごと一個」みたいな使い方の時は大きすぎることもありますので注意。

・穴に注意

栗の表面に1mmくらいの穴が開いていたら虫がいる可能性大
虫は実が大きくなる前に入り込むようで、栗の処理していたらある程度いるのはしょうがないのですが、ウニョウニョっと蛆虫みたいな虫なのでなるべく会いたくない(死んでる場合もあるけど、動いてるのとも結構遭遇する)
食い荒らされた栗はその部分だけ取り除いても、虫がいなくなっていてもおいしく炊けませんので、虫の穴を見つけちゃったら勿体無いけど処分がおすすめです

・「食品添加物」の重曹を準備しておく

栗の渋皮煮を作るのに使う重曹をお掃除用重曹を使うと勘違いしていた友達がいたの…(友達は渋皮煮を作った事ないので重曹を使うと言ったら驚かれましたん)
スーパーの製菓材料売り場で売ってます

・お尻は剥かなくてもOK

画像1

栗の鬼皮を剥くときは、お尻の硬いところと鬼皮の境目から先端に向かって、渋皮を傷つけないように包丁の根元で剥いていく感じです
鬼皮と渋皮の間に隙間があるので、一度包丁を入れたらスッと引っ張るように剥いていけばいいのですが、お尻のところはがっちり渋皮とくっついているので剥くのに力が入ります。渋皮を傷つけやすいのもここです
ここ剥かなくていいから!
上の写真のようにそのまま残して大丈夫です。何度か茹でこぼすうちにポロッと気持ちよく手で剥けます
ここを残すだけでずいぶん時短だし労力が減ります。ほんとおすすめ!!!!
*今回のnoteのメインはここだけです!!

・砂糖は一度に加えない

あんこ作りと同じで一度に砂糖をたくさん入れて濃いシロップにすると栗が固くなります

・渋皮煮は冷凍できる

冷凍しちゃえ!
私は砂糖控えめにして、出来上がったら大、小、割れとざっくり分けてジップロックに入れて(シロップも)冷凍してました。
使い終わったら栗のお菓子も終了って感じです
大きいのは栗まるごと一個入れたパイに、小さいのはモンブランやタルトに、割れたのは焼き込みで使ったりペーストにしてブリュレにしました
どうしてもボロボロに煮崩れるのが出てくるけど、フードプロセッサーを持ってたらシロップもちょっと入れてペースト状にしたら使えます。美味しいからおすすめ!

ボロボロに煮崩れたら栗のブリュレ

栗のブリュレ-2


画像2

↑これくらい形があったらタルト

栗とヘーゼルナッツのタルト

栗の渋皮煮2019

↑きれいにできたらパイやモンブラン、断面が見えるものに使います

栗パイ-2

栗とチョコのカステラ-2-2

写真は全て2019年以前のものです。
今年作れるかなー作りたいなー

ハッピー渋皮煮ライフを☺︎

美味しいお菓子を作るぞ☺︎