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微生物を活用したバイオテックソリューションのスタートアップ起業Pluton Bioscienceが7.4億円調達

【会社概要】
会社名:Pluton Bioscience
業界:バイオテクノロジー
所在地:アメリカ
CEO:Barry Goldman
ラウンド:シード
調達額:7億4000万円
調達先:Better Ventures、Grantham Foundation、Fall Line Capital、First In Ventures、Wing Venture Capital、Yield Lab Institute
企業URL:Pluton Bioscience
参考記事:コチラ


【会社概要】

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同社は、自然界のどこかには、科学者や生物工学者が再現するのに難しい過程を、自然かつ効率的に実行してしまう微生物が存在し、そうした微生物またはそれに類する生命体を見つける方法を開発した。同社の研究方法は、基本的に微生物が多く含まれている土やその他の媒体から掘り起こし、何かおもしろいことが行われていないか調べ、その後は独自の研究方法マイクロマイニングイノベーションエンジンを使い効率的に進めている。これにより、今日までの研究方法で行うと数年かかるものが数ヶ月で新しい発見や可能性を見つけることができる。現在は、蚊の駆除および二酸化炭素隔離の手法を研究している。


【同社の特徴】

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★地球温暖化について
同社は、世界的なライフサイエンス企業であるBayer AGと協力して、生産者向けのすべて天然微生物ベースの炭素回収土壌改良剤の開発調査を進めている。独自のマイクロマイニングイノベーションエンジンを使用して、炭素と窒素を貯蔵できる土壌で見つかった微生物を特定して開発。同社の研究では、植え付けと収穫時にスプレーで適用された微生物の適切なグループ化により、土壌の栄養素を補充しながら、農地1エーカーあたり年間2トン近くの炭素を空気からこすり落とすことができると予測している。

★病気について
同社の科学者とエンジニアのチームは、デング熱、ジカ熱、黄熱病などの血液感染症を蔓延させるネッタイシマカを殺すことができる、いくつかの幼虫駆除細菌を発見した。これは今日まで知られていなかったため大きな発見である。蚊は人類にとって最大の脅威であり、世界中で毎年約72万人が死亡している。現在の多くの農薬に対するこれらの昆虫の高い耐性率と、今日までの生物農薬で使用されている微生物はわずか30であるため、次世代のソリューションが必要と考えている。

★微生物の焦点
同社のPlutonチームは、新しい微生物ソリューションをすばやく発見し、炭素隔離、農業、製薬、生体材料、およびバイオレメディエーションのための新しいバイオ製品のリードを独自の方法で作成する。

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