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パンデミックで増加したフリーランサーのための公平なマーケットプライス

会社概要

会社名:Braintrust
所在地:California
CEO:Adam Jackson
設立:2018年
従業員数:51-100人
調達額:$23M
調達先:ACME、Blockchange Ventuers
同社URL:https://www.usebraintrust.com
参考動画:https://youtu.be/kFW8xOJydY8


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ブロックチェーンを活用した専門性の高いフリーランスの技術者やデザイナーを中心に企業とマッチングするマーケットプレイスを提供している。同社は、実際に雇用をしている企業にのみ課金する。プロジェクトに参加したり参加を申し込んだりしたフリーランサーには無料で、プロジェクトから得た賃金に対しても手数料を請求しない。同社のCEO、Adam Jackson氏が「テクノロジー企業は独立の契約社員にもっと思いやりを持って対応すべき」という思いで、サービスが開発されローンチされた。実際にTechCrunchでの記事でこのように寄稿されている。


同社の特徴

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①フリーランサーが稼いだものの100%を保つことができるようにタレントフィーと会費を取り除いたため、賃金の手数料がかからない。優秀な者には報酬としてBtrustを貰える。
②各Braintrustプロジェクトは自動的に保険がかけられるので、いつでもお金を稼ぐことができる。新しい仕事の採用までの時間は48時間以内に見つかることができ、また平均的な仕事は3ヶ月なので次の仕事先を心配する時間が減る。
③Braintrustからの紹介企業が誰もが知っている有名企業のため、キャリアステップやスキルアップに役立つ。また、スタートアップから有名企業が多いので、給与も高いことが多い。


Bturstとは?

暗号通貨のようなもので同社独自のトークンである。優秀なフリーランサーにのみ、インセンティブとして同社からBtrustトークンを獲得できる。使用方法としては、同社からの特典をBtrustと交換できる。Btrustコミュニティ専用に参加することも可能。その他に、製品、キャリアソースなどの特典も付いている。また、同社にはBtrustコミュニティがあり、既に世界に進出していて、アメリカが53%占めている。次にヨーロッパ(ドイツ、ロシアなど)が21%、アジア(インド、中国など)が19%である。


他者との比較

日本にも同社のように斡旋事業、仲介企業は多く存在している。でも同社はそれらの既存のベースになっていた事業とはまた異なったサービスを提供している。例えば、上記の同社の特徴に載せたように48時間以内に採用が決まったり、雇用の最低期間が3ヶ月と保険があったりしている。なぜこのようなシステムができているかというと、雇用をする者が提携先の企業が面接をして採用をするといった形ではなく、同社が行うものだからだ。なので、あらかじめ同社のユーザーは同社が求める条件を通過した者に限られているので、信頼のできる者と企業を48時間以内にマッチングさせることができるのだ。

また、大きく違うところは同社が紹介する企業先だ。同社のクライアントにはすでに、NestléやPacific Life、Deloitte、Porsche、Blue Cross Blue Shield、TaskRabbitなどの一流企業が名を連ねている。そのため、企業とフリーランサーからの信頼が厚く、双方からの満足度も高い。それらの影響で同社は、あまり自ら広告をメディアで打つことなく、ほぼ口コミで名前を上げている。


同社のビジネスモデル

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筆者:ASTRID JULIA (アストゥリッド ジュリア)
問合せ先:https://www.cro-ra.com
Instagram:hope__job

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