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アロハ・オエ

ハワイアンソングで有名な名曲"アロハ・オエ"。

ゆったりと、綺麗なメロディー、エルヴィスプレスリーの映画"ブルー・ハワイ"でも歌われ、一躍世界中に知れ渡った。

先日、VRのイオラニ宮殿を散歩した際、その歴史を知ることになる。

ハワイ王朝の最後を迎えたリリウオカラニ王女が、クーデターにより王位を追われ、支持者の多くが投獄され、自らも反逆罪の汚名を着せられ、イオラニ宮殿に8カ月幽閉された。

滅びゆく祖国の悲哀を重ね合わせ、国民への感謝と惜別、つまり、本当は、愛と感謝を込めた別れの歌だったのだ。

長年、ラブソングだと思っていた僕には、ある意味カルチャーショックであった。 

歌は、やはり、いろんなきっかけや想いがあって作られている。

だから、大事なものは、後世まで、残り続けていくのだろう。

"アロハ・オエ"の歌がこうして、ハワイに息ずいているのも、やはり必然なのかもしれない。 

イオラニ宮殿のリリウオカラニ王女の像が今も、手にして抱えて持っているものがある。

それこそが、"アロハ・オエ"の楽譜。

また、敬虔な気持ちで弾く一曲となった。

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