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個人事業主やフリーランスも利用可能。便利なオンライン決済を賢く活用するには?

みなさんはオンライン決済を利用したことはありますか?最近ではハンドメイドの販売やオンラインレッスンといった個人のビジネスにも、オンライン決済の利用者は広がっているようです。

オンライン決済の種類も豊富になってきたため、より良いサービスを選択できるようになりました。コロナ禍の影響もあり、店舗では直接受け渡しの必要がある現金払いより非接触であるオンライン決済が好まれるというケースも。

今回は、もはや私たちの生活の一部となりつつあるオンライン決済について解説します。

オンライン決済とは?

オンライン決済とは、ネット上で商品を購入したりサービスを契約できる決済方法のことです。サービスによっては支払うタイミングや分割方法などを選択でき、クレジットカードをはじめ、電子マネーやQR払いなど多くの支払い方法を選ぶことができます。

最近では個人送金アプリによって、金融機関を介さずに個人間で送金ができる仕組みもあります。送金手数料が安いことや利用時の申し込み審査がない場合が多いことが特長です。

オンライン決済の主な種類

ECサイトなどでは一般的に使われているオンライン決済ですが、ポンとオーナー公式noteはフリーランスや副業を行う方々向けのnoteですので、個人ビジネスに利用しやすいオンライン決済の種類についてまとめてみました。

それぞれ導入方法や活用法、メリットが異なりますので、自分のやりたい事業に活用できるかどうか比較・検討してみてください。

クレジットカード

クレジットカードは後払い決済の手段の一つです。オンライン決済としてもっとも一般的な方法であり、リアルな店舗でも利用できます。

欧米では分割支払いができるものをクレジットカードと呼び、1回払いのカードをチャージカードと呼ぶのだとか。持つためには審査が必要となります。

NECソリューションイノベータが2019年と2020年に行ったアンケート調査によると、現金に続いて利用が多いのはクレジットカード決済だという結果がでています。特に40代以上の年代は現金と併せてクレジットカードを普段使いしている割合が8割を超えています。

世界中で利用できること、支払回数を利用者が選択することができるといった点がクレジットカード利用者が多い理由のようです。

電子マネー(プリペイド型)

プリペイド決済はクレジットカードとは異なり、入金(チャージ)してから利用する前払いのサービスです。
クレジットカードを持たない人でもプリペイド決済用のカードをコンビニや各社のウェブサイトで購入し、利用することができます。

QR決済

PayPayなど、QRコードを利用して支払いができるタイプの決済方法です。クレジットカードや銀行口座の情報を紐付け、チャージして支払うのが一般的ですが後払いできる方法もあります。

実店舗で利用するユーザーが多いですが、オンラインサイトでの購入でも利用することができます。

キャリア決済

docomoやau、SoftBankといった携帯電話の大手キャリア利用者が利用できる決済方法です。利用料金と合算して請求されます。

各種キャリアのマイページからログインして暗証番号を入力すればすぐに利用ができます。クレジットカード決済と比べると利用限度額が低く設定されていることが多いため、少額の決済向きです。

銀行決済

ネットバンキング、ウェブ口座振替といった名称で呼ばれることもある決済方法で、オンラインを通じて銀行決済を行います。

銀行口座があれば誰でも利用できるので、比較的幅広い年代が利用している決済方法です。平日の日中に銀行窓口やATMに行く時間がない方にも便利なサービスです。多くの場合1~2営業日で入金や送金が確認できます。

コンビニ決済

ネットショップなどで購入した商品の代金をコンビニで支払う決済方法です。前払いと後払いがあり、選べるケースも。現金払いなので、電子マネーと同じくクレジットカードを持っていなくても利用が可能です。

個人事業主やフリーランスにおすすめの理由とデメリット

オンライン決済サービスにさまざまな種類があることが再確認できましたね。これらのサービスは、個人事業主やフリーランスの方の事業にも活用できる非常に便利なサービスです。

オンライン決済を利用することによって得られるメリットを確認しておきましょう。

会計の手間を減らせる

対面での商品やサービスを販売する場合には、現金のようにお釣りのやり取りが生じないため、支払いをスムーズに完結することができます。手間がかからない、というのは支払う側も受け取る側にもメリットがあることですよね。コロナ禍においては衛生面でのメリットにも注目が集まりました。

オンライン販売の商品やサービスの場合には、利用者が決済手段の選択肢を選ぶことができるというメリットもありますし、オンライン決済は簡単に購入できるということから、購買へのハードルを下げる効果もあります。

売り上げ管理が簡単になる

売り上げをオンラインデータで管理できるオンライン決済。サービスによっては会計ソフトと連携できるものもあるので、帳簿作成などを簡易化することも可能です。
忙しい個人事業主やフリーランスの方々には嬉しいメリットですね。

集客効果が期待できる

多くのオンライン決済サービスは定期的にキャンペーンを行っています。例えば対象の期間・地域・店舗などでオンライン決済を行うとポイント還元や割引を受けられる、といったキャンペーンです。
現金で支払うよりお得に購入できるキャンペーンの機会をうまく利用することで集客を増やすことができます。

オンライン決済のデメリットとは?

メリットの多いオンライン決済ですがもちろんデメリットも存在します。

安全性の問題

オンライン決済では、個人情報のオンラインデータが複数の機関で取り扱われるようになります。そのため個人情報の流失を不安視する声も。
現金に比べれば個人情報流出のリスクが上がることは避けられませんから、できるだけ安全性の高いサービスを利用することが必要です。

送金限度額に注意

オンライン決済の中では比較的手軽に利用できるキャリア決済、QR決済、個人送金アプリについては、手軽であるが故に送金限度額が小額であることも多く、高額の商品やサービスには不向きです。

オンライン決済に向けた準備とは?

オンライン決済環境

在宅で事業を行っている場合はすでにネット環境が整っていることがほとんどだと思いますが、もし環境が心もとない場合はWi-Fiなど通信設備を整えることが必要です。

店頭などの販売の場合はカード端末や非接触決済対応端末など、利用する決済の種類に対応した端末の準備が必要になります。決済サービスによっては端末を貸し出してくれることも。

決済手数料の確認

オンライン決済を導入する際には、初期費用だけではなく月額使用料や決済手数料を確認しておきましょう。最近では個人事業主やフリーランスをターゲットにしているサービスも増えており、月額使用料が安価なサービスもあるのでいくつかのサービスを比較することが重要です。

決済手数料は各種サービスによって条件が異なりますが、いずれの場合も実際の販売価格から差し引かれてしまうものなので、自分の事業内容または売り上げに見合ったサービスであるか検討する必要があります。

顧客の利便性を考える

ターゲットにしている顧客の年齢層が高い場合、QRコードや電子マネーよりも現金やクレジットカードの方が扱いやすいこともあります。ターゲットに合ったサービスを選ぶようにしましょう。

オンライン決済の導入は代行サービスが便利

個人事業主やフリーランスの方の中には、「個人で決済サービスを管理するのは難しい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は決済代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

クレジットカード決済やコンビニ決済では各企業と契約を結ぶ必要があるため、複数の決済方法を利用する場合は各企業とのやりとりが必要ですが、決済代行サービスを利用することで審査から導入までを一括で進めることができます。

顧客のクレジットカード情報を保持する場合には条件や審査がありますが、そのような場合でも決済代行サービスを通すと複雑な手続きが不要になります。個人事業主が利用可能な決済代行サービスで有名なのはPayPalやGMOペイメントゲートウェイなどです。

扱う商材には注意が必要

扱う商材が情報商材などの無形サービスである場合は注意が必要です。
無形サービスは内容に問題がなくともトラブルになることが多いとして、多くのネットサービスで取り扱いが制限されていることが多く、PayPalにおいては2019年ごろから無形サービスを取り扱うアカウントの凍結が相次いだことが話題となりました。

クレジットカード決済も審査が通りにくいため、無形の商材を扱う際には利用できる決済サービスの選択肢がかなり絞られてしまうことに注意しましょう。

まとめ

オンライン決済サービスの種類は選択肢が多く、個人事業主やフリーランスの方向けのビジネスでもさまざまな決済サービスを活用することが可能です。手数料など検討の際にしっかり調べておく必要はありますが、決済代行サービスを利用することで導入や管理を一括で行うこともできます。

情報商材など形のないサービスは決済代行業者に敬遠される傾向がありますが、無形のサービスであっても契約可能な決済代行サービスもあるため、取り扱う商品や顧客の年齢層などに合わせて適切なサービスを選びましょう。

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