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第10章 分詞

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高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第4回 分詞構文

高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第4回 分詞構文

もともと形容詞的に働く分詞を、副詞的に用いる用法を分詞構文と呼びます。
分詞構文は主節との関係に応じて比較的自由に訳語を選ぶことができますが、一応の訳し方の目安があります。

基本的な分詞構文の訳し方
基本的な分詞構文の訳し方は大きく分けて6通りほどに分類できると思います。
しかしこれは、分詞構文に決まった用法が6つあるというのではありません。
また、見出しにあげる訳語をきっちり日本語に反映させる

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高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第3回 SVO+分詞

高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第3回 SVO+分詞

第8章ではSVOの後に不定詞が続く文型を見ましたが、今回はSVOの後に分詞が続く文型を見ていきます。

知覚動詞+O+分詞第8章では、動詞部分に知覚動詞が来る時、目的語の後に原形不定詞が続くと説明しました。
それは目的語の後に不定詞が続く場合、to不定詞ではなく原形不定詞が続くという意味であり、今回はそれとは違う、知覚動詞の後に分詞が続く文型を見ます。

I saw a small cat cli

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高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第2回 感情動詞の考え方

高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第2回 感情動詞の考え方

英語には、共通して「~に[感情]を与える」と訳すことのできる動詞の仲間があります。
この種類の動詞は、分詞で用いる時の現在分詞-ingと過去分詞p.p.の区別が難しいため、ここで1回分を使って見ていきたいと思います。

感情動詞の分詞の意味感情動詞にはどのようなものがあるのか、『ジーニアス総合英語』を参考に分詞にした時の意味を表にまとめました。

これらの-ingとp.p.の意味が、日本語で考える

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高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第1回 基本的な用法

高校英文法のアウトライン 第10章 分詞 第1回 基本的な用法

動詞を-ingまたはp.p.の形に変形して形容詞的に用いるものを分詞と呼びます。
基本的な用法はほぼ形容詞の働きに準じます。
つまり、名詞を修飾する用法と補語(C)になる用法があります。
順番に見ていきましょう。

①名詞を修飾する名詞を修飾する用法には2種類あります。

1.名詞の前から後ろに修飾する

分詞が1語単体の時は、通常の形容詞と同様に前から後ろに修飾します。

Look at tha

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