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ラクダは楽だって本当?

1 導入

こんにちは、ひろきです。今日はタイトルの通りラクダについて書いていきます。小学生の時に「ラクダは楽だ」というダジャレを聞いた覚えはありませんか? ダジャレなので当然科学的な根拠などは何もないんですけど笑 実際にはどうなんでしょうか?

今回はラクダと同じラクダ科の動物であるアルパカを比較しながら、ラクダは楽なのかについて考えていきます。

アルパカ
モフモフしていて可愛いアルパカ

2 ラクダが住む環境とは?

ラクダは主に砂漠に住んでいます。砂漠を歩くキャラバン隊とかは非常に有名ですよね。

砂漠は知っての通り水がほとんど無いのでとっても過酷です。生き物が暮らす場所ではありません。しかし、それは逆手にとれば天敵が少なく種間での競争も起こりづらいということなのです。

ラクダは敢えて砂漠で暮らすことで天敵から身を守っているのです。ちなみに先ほど紹介したアルパカは砂漠ではなく高所に生息しています。高所は酸素が薄く、天敵となる肉食動物も非常に少ない環境下です。ラクダもアルパカも敢えて過酷な環境下で暮らしているんですね。

3 砂漠で生きるための工夫とは?

さて、砂漠で生きていくうえでネックなモノは何でしょうか?「水」と「栄養」と「気温」です。どれかが欠けた瞬間に生きていくことができないですね笑 でもしっかりと工夫を凝らしています。それぞれ見ていきましょう。

① 水 
まず水についてですが、血液の中に大量の水を含ませることで蓄えています。そのお陰で何日も水を飲まなくても生きていくことができます。よくコブの中に水が蓄えられていると言いますが、それは間違いです。ではコブの中には何が入っているのでしょうか?

大きなコブの中身とは!?

② 栄養
コブの正体は脂肪です。コブの中に大量の栄養分を含ませておいて少しずつ少しずつ消費していきます。ちなみにコブの数が1つの種と2つの種の2種類が存在しています。

③ 気温
砂漠は気温の変化が激しいです。日中の気温は50℃にも達しますが、夜中は5℃くらいにまで下がります。そんな彼らの体温は34℃~40℃の間を変化します。暑い時には体温を34℃まで下げて汗をかかないことで、水分の損失を防ぎます。逆に寒い時には体温を42℃まで上げることで耐えます。

現にラクダは下は-30℃、上は50℃以上でも耐えることができます。すごいですね。他にもラクダは砂埃から目を守るための長いまつ毛、砂に足が埋まらないようにするための大きくて平たい足など様々な工夫を施しています。

4 ちなみにアルパカは?

ここまでアルパカに殆ど触れられてきていませんでしたが、アルパカは血液中の酸素と空気中の酸素の親和性を高めることで、より多くの酸素を空気中から吸収できる仕組みを整えています。こちらも素晴らしい工夫ですね。

5 まとめ

ラクダは決して楽じゃありませんでした笑 彼らなりに生きる工夫をしていて楽というよりむしろ大変そうです笑


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