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『ドット絵道場』をレビュー!ドット絵やゲームクリエイターにおすすめな1冊!

記事公開後に著者のひとりである今川さんからいいねをいただけました!
本当にありがとうございますm(_ _)m


こんにちは!
ドット絵を練習しているドット絵クリエイターのたつみ(@ponslife27)です。

書店でポツンと置かれていて、気になった「ドット絵道場」を購入。

ちなみにツイートでは勘違いしていますが、発売日は2021年1月7日だったようです(笑)


このnoteではドット絵を描くことが初心者の人やドット絵を用いたゲームクリエイター(デザイナー?)初心者の方におすすめしたい内容だったので、おすすめな理由をつらつら書いていきます。

▲ たつみ作 「メイド」 (雑さがかなり目立つレベル)


おすすめしたい人🙆
✅ドット絵を用いたゲームを制作したい人
✅3名のドット絵のメイキングを見たい人
✅ドット絵アニメーションにも興味が出てき始めた人

おすすめできない人🙅
✅色味や描き方のかなり具体的な内容を知りたい人
✅キャラクターの描き方を知りたい人
 (説明が不足している・ないため)


「はじめてでも上手に描ける 入門!ドット絵道場」とは?

ナツメ社より出版社されているドット絵の入門本になります。

発売日が2021年1月7日

著者は後述しますが、せたも氏 cocopon氏 今川伸浩氏の3名の有名なドット絵師様になります。

目次

第1章 EDGEのダウンロードと基本操作
第2章 せたも師範の稽古
第3章 cocopon師範の稽古
第4章今川伸浩師範の稽古

「はじめてでも描ける入門!ドット絵道場」目次

ダウンロードから始まり3名の作り方を実戦形式で学んでいくことになります。
アニメーションやゲームへの転用法まで多種多様なドット絵で私は読むのが非常に楽しかったです。



購入して正直マジでおすすめと感じたポイント

発売直後に入手し、本を読みすすめ感じたおすすめのポイントを3つまとめてみました。

正直、載せられない内容もありますが、読み進めてもらうといかにこの本がゲームクリエイターさんにおすすめできるか分かってもらえると思います。


1.ドット絵作成ソフト 導入~初期設定がわかりやすい

ドット絵道場」では誰でもドット絵をすぐ作れるようにフリーソフトのドット絵作成ソフト「EDGE」を使用しています。(慣れれば他のソフトでもどうぞと簡単に紹介されているが、基本はEDGE)

EDGEはフリーのドット絵エディタ(神ソフト)

第1章でフリーソフト「EDGE」のダウンロードの方法と基本的な画面の見方や操作方法、初期設定等が書かれています。


これが普通にわかりやすいです(笑)

初期設定って、実はちょっとややこしくて…ドット絵を一度でも作ったことがある人だと何となく分かるんですけど、初めて触る人には不親切なんですよね。


それを見開きで画像付きで、どうしてそのような設定にするのかまで含めて解説してくれているので、とてもためになります!


本当だったら、本のページ載せたいくらいわかりやすかったんだけど、それは著作権で無理なので、お許しを…

この第1章だけで20ページ近くあります!

レイヤーとは?みたいな基礎説明からアニメーションといった応用の内容まであるから、ここだけでも割と見ごたえある!


2.有名すぎるドット絵師3名のそれぞれの書き方を学べてしまう

ドット絵道場」の最大の魅力といっても過言ではない!

3人のドット絵師(せたも氏、cocopon氏、今川伸浩氏)が書き方をそれぞれ説明してくれているので、それぞれの書き方を学べます。


▲ 今川伸浩氏 公衆電話

これが今までのドット絵で出版されている本の中では、相当珍しい。

やり方を学ぶときにどうしても、ほかの人ってどうやってこんな風に書いてるんだろう?と疑問を持つ私みたいな人って少なくないと思うんですけど、そんな人にもってこいなんです!!


▲ 今川伸浩氏 室内

さらに!!この3名の方は当然実力もかなりあり、ドット絵師を目指す人なら必ず1度は見てほしい画集「ピクセル百景」にも登場している(すげーぜ…)


簡単ではありますが、3名の方の紹介します。

〇 せたも氏とは?

せたも氏(@setamo_map)はULTIMATE PIXEL CREW(略してUPC)に所属しています。(>公式サイト)

私の大好きなドット絵集団です。(>UPC公式サイト)
UPCが2021年に出版した背景特化の著書です。


その中でも、せたも氏は風景がすごく綺麗なうえ、アニメーションがとにかく凄いです!

私がどうこう書くより、せたも氏のサイトにアクセスしていただき見てもらったほうがいいと思います。


「廃墟ドット」というゲームのグラフィック制作しており、とても期待している作品の1つです。



〇 cocopon氏とは?

cocopon氏(@cocopon)はPixelArtParkという日本最大のドット絵の祭典の運営委員会の一人。(凄い!)

さらにPixelArtParkのWeb制作担当ということで、ITエンジニアとしての側面も持ち、さらに!多摩美術大学の非常勤講師というとんでもないスペック。(凄いの一言じゃ足りない)


cocopon氏はドット絵寿司職人の肩書があり、キューブ型のポップな寿司のドット絵がとても有名。

▲ cocopon氏 キューブ型フルーツ

公式サイトにアクセスすると、より関わったものが見れて驚きを隠せないので、ぜひお寿司以外の作品も見てもらいたい(>公式サイト)


○ 今川伸浩氏とは?

今川伸浩氏(@NobuhiroImagawa)はプロ中のプロです。。

たぶんどんな人でも一度は見たことがある「MOTHER3」のアートディレクターをしています。(こんな人のやり方が見えるだけでやばいと思う)


他にも「サガフロンティア」や「聖剣伝説」等の数々の有名作品にアートディレクターとして関わっています。


ここにイラストが載せられないのが残念でたまりませんが、とにかく凄い人です。MOTHERの人ですからね。。


公式サイトを見ると他作品も見れますので、見ることをとてもおすすめします!(>公式サイト)


私の好きな絵師さんだったり、プロの絵師さんだったり、ラインナップ最高すぎます……


3.ゲームへの応用を含んだ要素盛りだくさん

ドット絵だけじゃなくゲームクリエイターにもおすすめしている理由はここにあります。


なぜかというと、cocopon氏による作ったドット絵のゲーム化講座が30ページにわたり書かれているのです!!

▲ ドライブゲームが一例として登場

ただ、ゲームを作るうえで主流であるUnreal EngineやUnity等ではなく学校で使うようなプログラミングソフト「Scratch」で解説しているのが少し残念な点でしょうか。

とはいえ裏を返せば小学生や中学生でも扱えるソフトなので、簡単にゲームの裏側を感じることができます。


そして、この「ドット絵道場」はゲームで扱うような装備アイテムやポーションや地形マップ等のゲームでこれ絶対に使うやん!っていうドット絵がふんだんに入っています。

▲ せたも氏 装備バリエーション


▲ 今川伸浩氏 地形

すなわち、すぐゲームに転用できる例がたっぷり入っているので、活用し放題といったわけです(笑)


あとは絶対にドット絵をするなら興味が出てくるアニメーションについてもしっかりコマごとに解説してくれているので、必見です!

▲ せたも氏 焚火のアニメーション


人、ロボット、モンスター、ドラゴンといった種類多めの解説がゲームを作るのに、ほんとに役立つと思う!


ただ、やや説明不足感は否めない

私は他にもドット絵に関する参考書を持っていますが、少し説明が足りないと感じる箇所がありました。(私の理解力不足かもしれません)


ただ、そこを含めて調べながらやってほしいという想いも入っているのかもしれません。

少なくとも手順説明の中で大事なところは黄色でマークしてくれているので、イチから始める人でもSTEPごとにやっていけば上達は間違いなしです!


それこそ私の練習成果をアップしていっても面白いかもしれませんね(笑)

雰囲気を出すための色味の作り方とか知りたかったなぁ。


基礎も応用もまんべんなく。欲張りさんも満足な1冊。

さて、長くなってしまったおすすめな理由ですが、今まで書いた内容がすべてです。


小さいアイテムのドット絵から広いマップのドット絵まで幅広く、基礎も応用も入っています!

分からなくてもサンプルデータも入っているため、さっき上で書いた色は吸い出すことが可能です。


そのため、弱点は少ない1冊ですし、入門の本としてはとてもいいと思います。

情報補完するために調べることは必要かもしれませんが、それも含めて悪いことではないので、ぜひ興味ある方は「ドット絵道場」を書店で買ってドット絵ライフを楽しんでみませんか??


✔ 最後に宣伝
私の作品をまとめたポートフォリオを作成しました。
気になる方はぜひ見てみてください!

URL:https://fori.io/ponslife27

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