何者でもない人の休日、セブンのバジルブロッコリーに恋をする。

普段深夜に眠ることが多い私が、
早朝に起きた(8時)。

朝の静かな空気。
パリッと音が聞こえてきそうな気温。
隣に住む人のドアを開ける音。
その全てが新鮮で、
朝から活動するのもいいものだな。
と思う。

怠慢な生活を背負いながら、
クラクラする頭と喉に思いっきり
水を流し込んで
顔を洗って歯を磨いて、
それでも瞼は半開きだった。
やっぱり朝が苦手だ。



さっき話したことを全て撤回したい。

私は朝が苦手です。
ずっと夜にしがみついていたい。

朝早く起きた理由は、
読書会に参加するためだ。

ありがたいことに時々
読書会に誘っていただいて
決まった課題本について話をする。

本好きな人の目は輝いている。
優しい人が多い。
久しぶりの早起きで目が死んで
言葉がしどろもどろになっている宇宙人にも優しい。
ありがとう、本好きな人。
私は勝手に親友だと思っているよ。

本の読み方はどこまでも自由で
どんな人でも受け止めてくれる心の広さが本の中にはあると思う。

いつも優しくしてくれて、ありがとう。
こちらからは何も出来てないし、
たまに傷付けることもあるけど、
いつまでも変わらずにいてくれてありがとう。
もっと面白いものもたくさんあるのに、
なんで好きなんだろう。
時々、恋人みたいに寂しくなったり愛しくなったりする。本。恐ろしい。時々喧嘩もしような。それでいてそばにいてくれよな。

2時間の読書会が終わって、
それから本を読みつつ、
眠気で文字がどんどんぼやけていった。

眠さには勝てず、
貴重なお昼の時間を賭けて、
私は睡眠のルーレットをまわす。

ヘッヘッヘッ。

その賭けは勝ったのか負けたのか？

眠気と自分に負けた私は
セブンイレブンにお弁当を買いに行った。

最近自炊する気力もない。
寒さがそうさせる。春になったら自炊ができると思う。明日になったら本気出す。
そうやって何百回本気を裏切ってきたんだろう。やる気！根気！努力！
もうカオナシになりたい。カオナシ、ヤルキナシ！(偏見だな)

セブンイレブンで買った、
バジルブロッコリーとタコのサラダがとても美味しい。大好きすぎる。
明日も会おうな！これからもよろしくな！と声をかけたくなる。
たまに売り切れてると不安だ。
不機嫌だ。
君の代わりなんていない。

そう誰だってその人の代わりなんていない。

仕事でルーティン化された世界や
マニュアル化された人を見ていると
人は誰だって同じだ。とか
似ているのではないか？
と思う。

でも決して今まで
同じ人と出会ったことがない。
「あんたのかわりなんていくらでもいるよ！」
と吐き捨てるくらいなら、
人の違うところを見つけたい。

あんたのかわりなんて。
誰のかわりなんていない。

そんなことに気付けた。
今日は自炊サボってよかったな。