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Child Psychology 親が教育熱心であることは大切だが、現実離れした期待感は禁物

初出 2017/05/17  Blogger「PonoLipo 子ども Lab」

ドイツのバーバリアで2002年から2007年までの期間、3,530人の中学生男女を対象にして実施された「親の教育熱心さと子供の学業の関係」についての研究結果が、今回12,000組のアメリカの生徒と両親に対するリサーチによっても確かめられたそうです。

「親が教育熱心である方が、子供の学業成績が良くなる傾向にあることは明らかですが、この親の教育熱心さが、現実離れした過度の期待感によるものになってくると、逆に子供が学業を達成していく大きな障害となるということです。

Parents aiming too high can harm child's academic performance Aspiration can help academic achievement only if it is realistic
https://www.sciencedaily.com/releases/2015/11/151117112652.htm

Date: November 17, 2015
Source: American Psychological Association
Summary: 
When parents have high hopes for their children's academic achievement, the children tend to do better in school, unless those hopes are unrealistic, in which case the children may not perform well in school.


世間的な理想の形や、権威ある人の掲げる理想、よその家庭への憧れ、家の事情など、その子自身の外側から、その子の将来を親が思い描いて前のめりになるのは、親が思っている以上に、その子を追い詰め苦しめることになるのかもしれません。


「現実離れ」しないためには、まず目の前にいるその子の現実から丁寧一つ一つ積み上げていくことが大切なのではと思います。その子の発達段階、その子の個性、感性、運動能力、興味・関心から、どんなおもちゃや絵本、アクティビティが向いているのか、目の前のお子さんをじっと見つめて感じることから始めれば、良い意味で教育熱心な親として、地に足の着いたサポートができるのではと思います。

「その子から始める」「その子から考える」とても大切なことです。まずは、目の前にいるお子さんをじっと見つめるところから、ゆっくり初めてみて下さい。


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