わたしはシータになりたかった
むかーし昔。いつだったかワイドショー見てたら、香取慎吾くんが映ってて、「ジブリで一番好きな作品は“風の谷のナウシカ”です。本当は“天空の城ラピュタ”って言いたいんだけど“ナウシカ”にしてます」みたいなこと言ってて、なんて素直な人なんだろうと思った。
先日テレビで放送された「天空の城ラピュタ」(1986)。わたしは子どもの頃、シータになりたかった。
素朴ななりをしているけれど、実はお姫様的ポジション。
聡明さが端々ににじみ出ており勘が良く、髪の毛片方ずつ吹っ飛ばされてもひるまず強い眼差しで立っている彼女。
わたしはシータになりたかった。
こんな完璧な彼女を守ってくれるパズーというのがまた完璧。正義感があって勇気があって真っ直ぐで、トランペットも吹ける。
燃える塔の上に立つシータを助けるシーンでは、わたしも同じようにして連れ去ってほしいと、子供心にどれだけ憧れたかしれない。
子どもの頃はジブリ映画の中で一番好きだった「ラピュタ」だけど、色々と完璧すぎて今では三番目か四番目くらいの好きになってます。
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