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機能不全家族、恋愛傾向

メンヘラとか言われる方。
メンヘラの定義は分からないが、おそらく彼氏に依存しすぎて、何も無いのに浮気を疑って何度もLINEをしたり、彼氏の行動を把握して、自分の予定を潰してでも彼に呼ばれたら直ぐに出かける用意をしてしまったり、気を引いたり、自傷行為したりetc。

とにかく依存するという傾向にあるように見える。
根底に
「愛されているのか不安」「寂しがり屋」「感情の起伏激しい」「カマチョ」

それがあるからなのか、そうなると、彼氏の方がうざくなってきて、別れを告げる。それをなかなか受け入れられず、復縁の占いにはまったり、
とにかくそんな傾向があるように思う。たとえどんな人と付き合ってもそうなりがち。


それは不倫すると、奥様の方がそうなるのでは?
と思った事があった。全く違ったけれど。


空白の出来事の後の話。


私は相当年上の方しか恋愛対象に見れなかった。
それには理由がある。

父の期待を、もしぶち壊したらどうなるか、自分自身を救うため、復讐のため、教育委員会の名簿を調べ、教育指導主事という方が県立高校の受験問題を作る人だと解ったとき、あまり詳しく書けないが、相当私がした事が社会的にも、教育委員会でも問題になり、自力で父親という人間を僻地に追いやり、教育虐待から逃げれる環境を作ったが、

父は私を無視することで、ネグレクトという、仕返しをした。

当時はそう思ったが、今はそうは思わない。父に申し訳なく思う。

その頃は、やはり私は勉強が出来なければただの所有物と感じたのは、無視だけでなく、何をしても怒らなくなり、当時は、全高校生の教育、(私よりも他の生徒、子供の方が大事なんだ)という、寂しさを感じてしまっていた。


私が髪を染めても、スカート短くしてルーズソックス履いても、校庭でタバコを吸っても怒らなくなった。

転校する事で、私はそれなりに楽しい高校生活、大学生活を送ることが出来たが、なんだろう、どうしてもこの寂しさが取れない?

母は狂ったように怒っていたが、聞こえないくらい父の豹変ぶりに悲しみを感じ、いつしか、かなり年上の方しか恋愛対象に見れなくなり、もちろん既婚者で、不倫慣れしてしまった。(離婚してから)


もはや助手席に乗ることが出来なくなっていた。
今でも躊躇する。

ファザコンだったのだと思う。

そして例の方とのメールの内容などで、私の寂しさの核が見えてきた。

どんなに相手が会っている時素敵な時間や言葉をくれても、必ず家庭に帰ってしまう。
そして奥様という人間は、直ぐに浮気に気付く事に特化してる。


そうなると彼にメールや、電話、ひっきりなしに来て、会えなくなるとわかった私は、またその家庭という物に、憧れと、嫉妬、壊したい衝動に駆られるようになった。

なぜ皆普通に持てるものが私には手に入らない?
なら壊してやる。

浅はかで、自己中心的で、私の中の幼稚な心がそうさせたとはいえ、メイが強すぎた当時は、もはや人間ではなかった。

私に夢中になりすぎて、メンヘラになるよう操作して、家に帰らなければならない時間までもを忘れさせるほど、奥さんから何度も着信があっても、私から離れられないようにした。

その操り方はまだよく分からない。もう少しメールを読み込む。

もう、家に帰らなくなり、同棲状態が続き、私の家に彼のネクタイやシャツが増えていき、ご飯を作ったりして、ままごとのような、家庭の真似事をして、虚の幸せを感じていた。

そんなとき、
奥様に呼ばれ、躊躇なく私は待ち合わせ場所へ向かった。

綺麗な奥様だった。私より年上で子はいなかった。

かなり冷静であることは分かったが、
私の挑発の言葉で、怒りを露にして、

とても上品な方から出る言葉とは思えない、皆見てる前で、大声で罵声を浴びせられた。豹変ぶりに驚いた。

それでも私は
「私は、いて欲しいなど言った覚えはありません。
彼に直接言えばいいんじゃないですか?
帰ってきて欲しいと?
何故言わない?なぜ私に言う?」

これは空白の時間に起きたことでは無いのでよく覚えている。

「もうかれこれ何年でしょうね。あなたの家に帰らないのは。

なぜ離婚しないの?
馬鹿なの?
私を愛しているから、帰らないんでしょ?
あなたが別れれば良いのに」


すると彼女は
「可哀想な女。1000万包んだら、あなたに渡すわ」


そう言って会計して帰った。
しばし、飲みなれていないコーヒーを飲んで不味いなと思った。


家に帰り、「そんなことがありましたけど?」と彼に伝えると、
土下座して、
「悪かった。家に帰らせてくれ。頼む。」


父が土下座した時を重ねた。

「帰りたいなら帰ればいい。私は居てなんて言ってないけど?それなら私とずっと居ますか?
死ぬまで」

男とはやはりそういう目で私を見上げる。

シャツやバッグをまとめ逃げるよう帰り支度をする彼を見て、

なぜそんなに子も居ない家庭に執着するんだろう?私の何が足りないんだろう。

ミスチルの「しるし」のメロディがテレビで流れていて、無意識に涙が出た。


こんな事がしたかった訳じゃない。空白の時間の中で私は子ができない体になっていて、
女として、母親にも何にもなれない私という一人の人間に、絶望した。
同じことばかり繰り返すことしか出来ない私自身嫌になった。


空白の時間はもっと酷いことをしてきたはずなのに何も学んでない。何を学べば人間になれる?


子供の時の夢、七夕の短冊に密かに毎年書いた
「お嫁さんになりたい」

願いは本当にそれだけ。
ふつうのお嫁さん。

何をしても届かない。


白いウエディングドレスが着てみたい、チャペルで愛を、一生の愛を誓いたい。それにどんどん離れていく私自身
あの女が言った

「哀れ」

そうですね、その通りです。

その時、男は私の所へ戻ってきた。
「やはりお前からは離れられない。お前が居ないと生きていけない。離婚する。もう本当に悲しませたりしない。」


正直嬉しく思った。と同時に自分のことが本当に怖くなった。

私はこの男を本当に愛しているのだろうか?
ただ単に、家庭ごっこが楽しかっただけでは無いのか?
そしてこの男が居なくても、私は生きていけるが、この男の妻、あの女性には無理だろう、
直感的にそう思った。


勝手に出た言葉。
「家に帰ってください。1000万振り込んで別れてください」

金額は咄嗟に出たが、あの妻と同じ金額提示した。
彼はその値段なのだから。金額を聞いて、我に返ったかなんだか分からないが、

彼はやはり家路へ向かい、もう会うことはなかった。何回かショートメールが来たがブロックした。
哀れ。

それは私。
何故自分を傷つけ人を試す?何がしたい?一体。
本当は愛していた?分からない。

ただこれだけは言える。
どんなに対抗しても、妻や子供、家庭を壊すことは絶対にできないこと。手に入るどころか、余計遠ざかること。
家族とはそういう物で、一体何なのか本当に分からなかった。

今は申し訳なかったと心から反省しています。

最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。




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