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美容師の仕事

ダイエットや食事管理
拒食や過食について書いてきたが
私の本業は美容師である。
お豆腐メンタルなうえにポンコツなので
正社員ゴリゴリ系の美容師ではなく
フリーランスの美容師をしている。
所謂、業務委託形式の美容師だ。


さて、美容師という仕事に
どんなイメージをお持ちだろうか?

華やか?派手?
みんなオシャレ?
手先が器用?
コミュ力おばけ?

この辺が一般的な認識で
よくお客様に言われたりする事だ。
しかし
これから美容師を目指す人には
声を大にしてお伝えしたい。


わりと誰でもなれる。


美容師に必要なものは国家資格だけであり
オシャレであるとか
会話が上手いとか
手先が器用であるとか
そんなものは後でどうとでもなる。


というか私は美容師になるうえで
その全てを持っていなかった。

デブでオタクで会話も出来ず
オシャレの「オ」の字すらなかった。
専門学校時代の技術成績は
下から数えた方が早く
基礎基本のポニーテールのテストすら
ギリギリで受かるレベルだ。


それでも今はフリーランスで
自立した生活が出来るまでにはなった。

もちろん、1人でなった訳ではない。
指名して下さるお客様あっての事。

喋れるようになったのも
会話を振ってくれたお客様のおかげ。
技術力が上がったのも
やりたい事をたくさん注文してくれるお客様のおかげ。
オシャレについては美容師っていうだけで
先入観を持ってもらえるので
当たり障りない服を着ておけばよい。


こうして1人の美容師にしてもらった。


どんなに技術があっても
お客様がいなければ美容師にはなれない。
ただの人だ。

それさえ忘れずに毎回
今日が最後の仕事になるかもしれない
そんな気持ちで仕事をする。
今日で会うのが最後になるかもしれない
それくらいの気持ちで挑む。


どんな仕事もそうやってこなしてきた。
いつ終わってしまっても良いように。

とまぁカッコ良く言えば聞こえはいいが
実際のところは

明日には辞める、絶対辞める
もう辞めてやるこんな仕事
今日で最後だ、これが最後の仕事だ
だから完璧にやるんだ、最後だから


そう思いながら
10年以上が経過しただけの話だ。

仕事ってそんなもんだと思う。

最後だ最後だって思いながら一生懸命やって
小さな幸せとか感謝とか貰って
励みにしながら進んでいくもんだと思う。


今、仕事を辞めたいと思ってる人
別にそれでいいと思う。
そんな事考えてる自分はダメだなんて
思わなくても大丈夫だ。

ここにもそういう奴いるから。

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