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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話

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社畜が新疆ウイグル自治区に行ってみた話。
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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話① ~プロローグ

2019年12月。年末どうしようかという話が家族から出るそんな時期である。例年、我が家では夫の実家に長期ホームステイ(1週間)することになっている。なかなか見れない孫の顔をお義母さまに見せるという意味で我が家では重要なイベントである。

なお、私は義理の実家で特に冷遇されるわけでもなくむしろ好待遇なのだが、正直毎回、私の存在は求められていないと感じる。今年は割と仕事で年末にかけて心が死にかけていた

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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話② ~空港で野宿

ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話② ~空港で野宿

12/28日の成田20時30分発、成都行きの飛行機で私の無鉄砲旅行がスタートした。途中機内食配布等で何回か起こされつつ、成都に到着したのは1時35分。まずは中国への入国審査がある。

飛行機から降りて、まず最初に目にしたのがこの看板であった。

中国籍じゃない人は、ここで指紋をスキャンするようにということなのだろう。しょうがないので、並びの列に辟易としながらも機械の前に立ち、スキャンをする。
「左

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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話③ ~カシュガル着

ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話③ ~カシュガル着

結局あまり眠れなかったが、チェックインを済ませカシュガル行きの飛行機に乗った。途中から、なにやら景色が日本ではありえないことになってきて、ああ自分ついに来たなあとじわじわ思った。

ウルムチ経由で到着したのが15時過ぎ。ウルムチは雪であったが、カシュガルはなんだかえらい埃っぽいと感じた。

ホテルまではタクシーで行くつもりだった。普通、空港にいったらタクシースタンド的なところがあって、そこに行って

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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話④ ~カシュガル市内観光

ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話④ ~カシュガル市内観光

翌朝、6時半に目が覚めた。妙に暗いなあ、カーテン開けて朝日でも浴びようと思ったら、なぜかものすごく夜だった。二度寝して7時台になっても、まだなぜか夜だった。カシュガルはなぜか遠く離れた北京の時間が標準時間になってて、それで日の出がすごく遅いらしい。(google調べ)

朝食食べたり、だらだらと部屋ですごした後、ようやく日がでてきた。ロビーであの、タクシー使いたいねんけど。カシュガル老城に行きたい

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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話⑤ ~カラクリ湖ツアー

ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話⑤ ~カラクリ湖ツアー

カシュガル観光で残されたのはあと約1.5日程度である。これを有意義に過ごすため、現地でカラクリ湖へのオプショナルツアーを手配した。これまた直前&おひとり様なのでまあ、高い。夫に言ったら確実にお小遣い制への移行を迫られる金額である。

でも、私こういう楽しみのために人に嫌われながら仕事してるの。ここで金使わなきゃいつ使うの。また、勢いをこめてツアー申込ボタンを押下した。

ツアー催行会社からの連絡は

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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話⑥ ~カシュガルの行く末

ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話⑥ ~カシュガルの行く末

カシュガル観光最終日になった。フライトは15時なので、日の出が10時だったとしてもまあ、4時間ぐらいは観光できそうだなと判断。残り行っていないところを消化するという意味で、香妃墓に行くことにした。チェックアウトついでにタクシー呼んでとお願いしておく。

なお、香妃墓と双璧をなす美しいイスラム建築として、ほかにユスフ・ハズ・ジャジェブ墓がありそこも消化したかったが、実は私は前日にQR決済を使えないか

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ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話⑦ ~おまけの成都武侯祠

ポンコツ社畜が新疆ウイグル自治区に行った話⑦ ~おまけの成都武侯祠

帰りもウルムチと成都経由で帰ることにしていた。行きは成都の空港でまさかの野宿であったが、さすがに二度目は学習してホテルにとまることにした。22時過ぎに成都に着くので、ホテルでシャワーなど浴びて、早めに就寝したのち早起きして観光しよう、と遅寝遅起きがモットーである自分には似つかわしくない計画をたてていた。

さて、どこに行くか。私は、直前までは普通に成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地にいくつもりでい

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