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私が旅を好きになった理由 -1ヶ月間のタイ旅で気づいた旅の魅力-

私が海外を旅するようになったのは2017年頃から。

旅を好きになったきっかけは「トラベルシェア」という「海外に行きたい・旅がしたい」という同じ想いを持った人たちが集まり、みんなで旅に行くグループ旅斡旋企画に参加したことだ。

トラベルシェアはHPはあるが、今はもうサービスは終了している。悲しい。

トラベルシェアに参加する前にも旅(海外)に行ったことはあったが、
JTBのパッケージツアーや武者修行プログラム(短期実践型ビジネスプログラム)など、自由に行き先を決めて旅をしたわけではなかったため
この「トラベルシェア」への参加が私の旅の原体験である。

この記事を通して、
「旅ってこんな面白さがあるんだ」
「現地での人との出会いって楽しそう」
「まずは短期間でも旅をしてみようかな」
という気持ちになってもらえたら嬉しい。


初めてのタイへ、いざ、出発。

参加したトラベルシェアの企画は「タイ旅」。
仲の良かった友達が引率をしてくれることになり、4人メンバーで1ヶ月タイを巡った。

この時、扁桃腺が若干腫れていてタイ行きを少し遅らせようか迷ったが航空券も取っちゃったし行くか、と日程をずらさず行くことにした。
(後々痛い思いをすることに…)

1ヶ月も海外に行くのは初だったので、
持っていく薬はちゃんと用意した
初めてのカオサンロードに胸が弾んでいた

初めての経験の連続

タイでの1ヶ月間、
・フェリーで一晩過ごす
・パンガン島でフルムーンパーティーへの参加
・タオ島でダイビングライセンスの取得
・タイの病院に4日間入院
・10m下の湖に飛び込む
・ゾウに乗る

など、とても多くの経験をした。(特に記憶に残ったものを抜粋)

全てが未知の体験で、旅中は毎日が刺激的で非日常だった。

様々な体験を経て、「世の中は自分が知らないことばかりだ」と気づき、旅する中で"もっと知らない世界を見てみたい"と思うようになった。

バンコク-タオ島に向かうフェリー。
中は大量のベッドがあり一晩過ごした。
クーラーが強すぎて扁桃腺の痛みがひどくなった
タオ島の海。ここまで綺麗な海を見たのは初めてで
ただひたすらに感動した。

パンガン島でフルムーンパーティーへの参加

フルムーンパーティーとはタイ南部、パンガン島で毎月満月の夜に開催されるビーチパーティー。“世界三大フルムーンレイブパーティー”のひとつと言われ、毎月約2万人〜4万人の人々が世界中から集結する。


ペイントを塗りまくりパンガン島の
フルムーンパーティーに参加した
21歳の私。(ただのパリピ)
腕に「JAPAN」って書いているのは
今思うと恥ずかしい(笑)。
両脇にいるのは現地で出会った日本人

ビーチで一晩中飲んで踊って楽しんだ経験は流石に初めてでこんな遊びがあるんだ、と知り21歳の私にはかなり刺激的だった。

ビーチを出店が埋め尽くす。
かなり広範囲にお店が並んでいた
炎に包まれた輪っかを通り抜けるアクティビティも。
(実際通り抜けたが体は燃えずに済んだ)
友達の髪の毛は焦げていた。
日付が変わった頃、突然のスコールに見舞われ
参加者はテントに避難。結局服がびしょ濡れになり
寒さに凍える中朝を迎えた。

タオ島でダイビングライセンスの取得

タイ旅の目的の1つだったダイビングライセンスの取得。
ダイビング自体が初めてで、どうせ潜るなら資格も取りたいと思いタオ島へ。

タオ島には日本人が経営している「ビッグブルーダイビング」というダイビングショップがあり、ここで25,000円ほどでオープン・ウォーター・ダイバー(水深18mまで潜る、基礎的なライセンス資格)を取得した。
※2017年の価格。現在はビッグブルーダイビングでは33,000円で取得可能。

一緒にダイビングをした仲間。
このメンバーでの日々が本当に楽しくて、
短い期間ではあったが
毎日笑いの絶えない一生の思い出になった
船の中にて、ダイビングライセンス取得メンバーと。
まさに青春の一枚
メンバー全員、ライセンス合格!
充実した日々が終わってしまう悲しさも同時に押し寄せていた
写真を見て思い出したが
毎日ノートにダイビング日記をつけていた。
わたしダイビング中に泣いてた..?(笑)
ダイビングライセンス取得後、喉の痛みに耐えきれなくなり
バンコクの病院に駆け込んだ。
予想以上に容態が悪く、4日間入院することに。
初めて海外で入院したのがこの時だった。
(そうそう経験しない)
痛さのあまり、初日の夜は涙が止まらなかったのを
今も覚えている。
辛い経験だったが、これを機に扁桃腺摘出手術を受け
喉の痛みとはさよならできた。

旅の中で体験を共有する楽しさを知った

上記で記載したフルムーンパーティーやダイビングライセンスの資格取得はもちろん一人でも楽しめると思うが、同年代の子と体験を共にしたことで感想を共有しあったり、笑い合ったり、日本に帰国してからも定期的に会うほど絆が生まれたりと、この時に初めて"旅で人と体験を共有する楽しさ" を知り、旅の醍醐味を知れたと感じている。

日常生活では確実に出会うことがないであろう人に出会えて、一緒に非日常の空間で体験を共にしたことは色褪せない、一生の思い出になるのだから。

この1ヶ月で30人以上の人と出会い、会話し、仲良くなった。

ここまで濃い一ヶ月は今までの人生でも初で、自分史上最高に幸せを感じる1ヶ月になった。

タイのグランドキャニオンにて10m下の湖に飛び込んだ。
落ちた衝撃で足の裏がかなり痛かった。
これも良い経験。
この時ゾウにも初ライド。
ゾウの頭はポサポサと毛が生えていて可愛かった
今はお店は無くなっているが、
あんかけチャーハンが美味しいお店。
店員さんがマジックを間近で披露してくれ、
目の前で繰り広げられる巧みな技に度々現実を疑った。
3週間、ほぼ毎日一緒にいたメンバー。
誰かとここまで長い期間を共にしたことも初めてだったので
最初は不安もあったが すぐに仲良しに。
毎日笑いが絶えない、 かけがえのない3週間だった。
みんな、楽しい日々をありがとう。

新しい体験が自分を成長させ、価値観を形成する

私が海外旅のいいなと思うところは、自分の足で実際に体験していくことで自分の過去で形成された固定観念、常識がひっくり返り、それが新しい自分の価値観となること。

当たり前が当たり前ではない環境にぶち当たった時、「こんなこともあるのか」と新しい気づきを得る。

強いストレスを感じることもあるが、「これがこっちの日常なのか」とその価値観を受け入れられるようになり心が寛容になる。

私は、今の自分の「寛容さ」「ポジティブ」「楽観主義」「飽くなき好奇心」という性格は全て"旅から得たもの"だと思っている。

旅から得られることは計り知れない。

そのことを21歳で知り、社会人になる前は旅することが自分の生き甲斐になった。

最後に伝えたいこと

私がこの記事を通して皆さんに伝えたいのは、「旅は自分に大事な気づきを与えてくれる」ということ。

「自分はこういうことが好きだったんだ」
「現地の人と話して情報交換するのが好きだな」
「食べたことのない料理を色々な国で食べてみたい」
「これが衝撃だったから次はこれを体験してみたい」

など、自分の"好き"のベクトルが知れて自分への理解も深まる。

一度の旅で分からなくても、2回、3回と旅するうちに自分の旅のスタイルが定まっていき、自分らしい旅ができるようになる。

まさに、旅はその時の自分の姿そのものだと思う。


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