見出し画像

コンクール受賞作品(脚本)

こちらでは、シナリオコンクール(および映画祭)での受賞作品&最終選考作品を掲載していきます。下にいくほど過去のものとなります。

【現在の作品一覧】
◆第51回創作ラジオドラマ大賞 佳作『春の飛沫』
◆第48回城戸賞 最終選考『奏でて』
◆第31回新人シナリオコンクール 最終選考『さあ、アニメの時間です』
◆FM徳島 防災ラジオドラマ 知事賞(最優秀賞)『海を背に、未来を願う』
◆令和2年度橋田賞新人脚本賞 最終選考『安全ピンが外せない』
◆伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞 スタッフ賞
 第一回 国際和解映画祭 脚本部門 佳作『じいさんとジャリガール』
◆シナリオセンター シナリオ S1グランプリ 準グランプリ『彼は誰時』


『春の飛沫』
   第51回創作ラジオドラマ大賞 佳作

日本最北にあるコンビニで働く、店員たちの日常。
同じ職場で毎日顔を合わせ、意味のない会話をして。当時はなんてことないと思っていた日々が、振り返ると宝物のような時間だったりする。相手の何気ない一言が、何年先もずっと自分の中に残っていたりする。そんな「途中の時間」の豊かさを描きたいなと思って書いた作品です。


『奏でて』
   2023年 第48回城戸賞 最終選考

サヴァン症候群の天才ピアニストと、その弟。弟もかつてはピアニストだった。何よりも大切だったピアノ。しかし兄の才能を目の当たりにした日から、弟は夢を諦め、兄とも距離を取りながら生きてきた。そんな中母親が倒れ、兄を任された弟は、兄と、そして自分自身の夢と向き合うことになる。

好きな事を続ける上で、人の才能に嫉妬したり、自分の才能の無さに幻滅したり、才能という言葉が、いつしか自分の大好きだったものを脅かしていく。そんなことを描いた作品です。


『さあ、アニメの時間です』
   2022年 第31回新人シナリオコンクール 最終選考

アニメ業界の”お仕事もの”を書きたいと思い立ち、初めてしっかり取材して書いた作品です。取材は約半年ほど。プロデューサーさん、アニメーターさん、制作進行さん、設定制作さん、アニメシナリオライターさん、ゲーム会社の原案開発者さん、計13名の業界の方々に取材させて頂きながら、日々創作と真摯に向き合い、奮闘する人々の姿を丁寧に書きました。


『海を背に、未来を願う』
  2021年 FM徳島 防災ラジオドラマ 知事賞(最優秀賞) 


【ラジオ音声】
https://www.youtube.com/watch?v=sWo4S9J6qNo

仕事で宮城の気仙沼市に行く機会が多く、そこで見た「防波堤」を題材にしています。高い防波堤を見上げ、途方に暮れる地元の方々の表情を思い出しながら、防災というテーマに絡めて書いた短いラジオドラマです。


『安全ピンが外せない』
   2020年 橋田賞新人脚本賞 最終選考

20代のうちに、気負わない、等身大となるような作品を1本書いておきたいと思い、書き上げた脚本です。7年間付き合った彼氏と別れた後もダラダラ同棲を続けている女性が、別れるきっかけを作るために、マッチングアプリで彼氏のフリをして新しい新しい彼女を探すところから始まり、恋愛・結婚・仕事・プライベート……自分を取りまくあらゆる『安全ピン』を外して、前へ踏み出そうとする小さなお話です。


『じいさんとジャリガール』
  2020年 伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞 スタッフ賞
  2021年 第一回 国際和解映画祭 脚本部門 佳作受賞 (※脚本一部変更)

 北海道を車で走っている時に、バイク乗りの人達が真横を通り過ぎて行き、それが凄く気持ち良さそうで。そのまま北海道滞在中に、越路吹雪を流しながら書き上げた作品です。コンクール受賞作の中では一番自分らしく書けた、一番好きな作品です。


『彼は誰時』
  2020年 シナリオセンター シナリオS1グランプリ 準グランプリ

 全盲で生まれ、見えない事が当たり前として育ってきた主人公が、ある日突然見えるようになったら――。そこにはどんな景色が広がっているのか。果たして人を人と認識できるのか。そういった事をテーマに書きました。初めてコンクールに応募した処女作です。