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7月に読んだ本

今月から読んだ本の感想をぼちぼち記録していきたいと思う。(感想といいつつ、ほぼ一言メモなので1分もあれば読めると思います)



「激ヤバ」伊藤幸司 /「へんなの」国崎☆和也

国崎さんと伊藤ちゃん、どちらがヤバいのか検証のために読んだら2冊とも泣けた。笑った。最高。2冊まとめて読んだらよりランジャタイを深く知れる(ような気分になる)。

「八つ墓村」横溝正史

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観てまた読みたくなり。ゲゲゲは「犬神家の一族」と「八つ墓村」を足して2で割ったような話だったのかとしみじみ。

「ベスト・エッセイ」2024

小説家、研究者、芸能人など79名の贅沢なエッセイ集。作家さん目当てだったけど意外にもラランドニシダとAマッソ加納愛子さんのエッセイが琴線に触れるなど。

「年下のセンセイ 」中村 航

静かで言葉に誠実な本。読後に心が浄化される感覚があった。私の今欲しいものってんだろう?

「極楽に至る忌門」芦花公園

閉鎖的な田舎を舞台に、土着的なホラーが読みたいなあという人にオススメ。

「禍」小田 雅久仁

禍(わざわい)をテーマにしたオムニバス。ホラーでもあり人間的恐怖でもあった。痩せた女がタイプだった男が太った女に惹かれるうちにヤバい事に巻き込まれていくお話がお気に入り。

「方舟」夕木 春央

深夜0時に読み始めて朝まで一気に。
久しぶりの読書体験。

「近畿地方のある場所について」背筋

『巻末の袋とじは見ないほうがいいよ』って誰か事前に忠告して欲しかった。深夜0時に読み終わって袋とじを見たが最後、怖くて眠れなくなった私は上記の「方舟」を読むことに…という流れ

「人生のレールを外れる衝動のみつけかた 」谷川嘉浩

大好きな人から勧められた本。読みやすくてとても面白かった。言語化されてないものに挑戦されている良書。谷川さんの残りの本も買った。

「NHK 100分de名著 フランクル 夜と霧」諸富祥彦

100分de名著シリーズを最近まとめ買いしたのでせっせと読んでいる。放送内容+@の情報もあり充実。『夜と霧』は重い内容である一方で、不思議と魂が透き通るような爽やかな感覚になる。

「水中の哲学者たち」永井玲衣

永井玲衣さんの文章は本のタイトル通り、水中に深く深く一緒に潜り込んでいく力がある。贅沢で良い時間だった。

「亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート」はやみね かおる

BOOKOFFで見つけて久しぶりに。私の中学生の夏と言えばこれだったなあ。

「スモールワールズ」一穂 ミチ

初、一穂ミチ作品。一見幸せそうに見えるのに、全編に漂う物悲しい肌触りがしみじみ良い本。

「逆ソクラテス」伊坂 幸太郎

先入観をひっくり返すお話なのに、伊坂さんらしい、いい意味での脱力感と謙虚さが本全体から漂う不思議なお話。

「鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義」 郡司 正勝

京都映画企画市の参考に読んだ、東海道四谷怪談で有名な鶴屋南北の本。読み始めてから舞台京都ちゃうやんと気づくなど。


7月は以上。また来月!