見出し画像

仕事のストレスを全快させる裏ワザがあるってマジ?

社会人になった人間に襲い掛かるものがある。それが仕事のストレスだ

楽して稼げる仕事は余程の幸運や太い実家、生まれ持った才能がないと就けないようなものばかりであり、残念ながら何の才能も地主の親も持たない我々庶民には縁がないものだ。

ツイッターを覗けば副業!フリーランス!株!不動産投資で年収1000万!!といった楽して金を稼ぐメソッドが跋扈しているが、決して騙されてはいけない。本当に楽に稼げる仕事が溢れているなら、朝の満員電車はとっくに解消されているはずだ。多くの人がお金を稼ぐためにこの酷暑の中、電車に詰め込まれて通勤しているのである。

働く以上ストレスから逃れることは困難だ。ホワイトな職場であったとしても、7日のうち5日間は8時間労働をしなければならない。通勤時間や昼休憩を入れれば、一日のうち10時間以上の時間を労働に費やす計算になる。

睡眠時間を7時間とすれば、平日に起きている17時間のうち半分以上の時間が仕事に奪われているのである。産業革命直後のイギリスの労働者に比べれば現代のサラリーマンは非常に恵まれているのは間違いないが、それでも労働の時間は長いと言わざるを得ない。

働いてお金を稼ぐ方法は頭を使う、気を使う、身体を使うのいずれかだ。先進国ほど第三次産業である商業、金融業、医療・福祉・教育などのサービス業や、外食産業・情報通信産業が占める割合が高くなる。つまり頭と気を使ってお金を稼ぐ人が多いということだ。体を使う仕事はグローバリゼーションによって人件費の安い国に流れてしまった。

椅子に座って長時間パソコンをカタカタしたり、周囲の人間に愛想を振りまいて根回しに奔走する。そんな身体的疲労はさほどではないが、精神的疲労はとても大きい仕事に就く日本人が多いということだ。その結果、多くの労働者が頭の疲労、ストレスに苦しめられる事態となっている。

人間の感情と肉体は密接につながっている。健康問題に直面した人が精神的にも不調を感じるのと同じく、精神的に疲弊してしまった人は肉体的な活力も失ってしまう。

精神的な疲労やダメージや肉体と違って周囲の人間はもちろん、自分自身でも気が付きにくい。筋肉痛や関節痛、ケガといったわかりやすいシグナルを得られないからだ。その結果、頭のオーバーワークは見落とされやすく、気が付いた時には手遅れになりやすい

また身体的ダメージは蓄積すると動けなくなってしまい、物理的に仕事が継続できなくなるが、精神的ダメージは爆発寸前まで動けてしまう。むしろ精神を病むほど忙しい状況であるほどに、頭がオーバーヒートした状態になって止まれなくなり、壊れるまで突っ走ってしまうことの方が多い。

身体自体は疲れていないのでお腹もすかないし眠くもならない。むしろ脳が仕事の刺激とストレスで興奮状態になり、交感神経が優位となるせいで何も食べずろくに眠らずに働いてしまう。こうなると廃人一直線だ。

この状態に陥ってしまった人が問題を解決するために縋るのが睡眠導入剤や抗うつ剤を処方してくれる精神科だ。もちろん鬱や不眠症といった明らかな病魔に襲われてしまった人はしかるべき病院に通院すべきである。

しかし、そうなる前に実は脳のオーバーヒートを抑制するためにやれることがある。この方法は仕事のストレスはもちろん、頭から離れない悩みから逃れるのにも有効だ。それが……

ここから先は

2,588字

¥ 250

サポート頂けるとnote更新の励みになります!いつもサポートしてくださっている皆様には大変感謝しています。頑張っていきますので、どうかよろしくお願いいたします!