![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57109616/rectangle_large_type_2_78c05eac2201241a4443ddb2d4388cd5.jpeg?width=800)
「思い込み」の罠
こんばんは!
先日、グロービス経営大学院の授業科目「クリティカルシンキング」の初日を受講しました!
ということで、学んだ内容を業務や生活する上で無意識にできるレベルまで腹落ちさせるために、出来る限りnoteに記事を上げ続けようと思います。
大枠としては、
「思い込み」って良くないことだけど結構やっちゃうよね
という感じで書いていきます!
クリティカルシンキングとは
クリティカルシンキングとは「(健全な)批判的思考」のことを指します。
「批判的」ときくと、Twitterやネットーニュース等の炎上、社内のマウントおじさんからの揚げ足取り等、ネガティブなイメージが僕の場合思い浮かんでしまうのですが(笑)、
クリティカルシンキングの場合の「批判的」とはその様なネガティブ(かつ生産性が決して高くない様な)行為を指す意味合いではありません。
結論、既存の枠組みや常識に捉われず「前提を疑うこと」を指します(と勝手に理解しています)。
「その解釈は正しいのか」
「そのメリットは誰にとってのメリットとなるのか」
「その結論は本当に合理的なのか」
「そもそもこの問題をいま解決すべきなのか」
「もっと解くべき問題はあるのではないのか」
という感じでしょうか。(特に最後の2つは重要そうですね)
つまるところ、クリティカルシンキングを学ぶことで、
「そもそも何を考え、何を論じるべきなのか」という問題解決の根本を明確にし、
「その問題はなぜ起こっているのか、何が原因なのか」という原因究明を正しく行い、
「その原因に対処するには、どういった打ち手があるのか」という対応策を正確に打ち立てることが出来るようになる、と。
そんなメリット以外にも「話の理解力が上がる」「会議を効率よく進めることができる」「キャリア成長にも役立つ」「実生活にもふんだんに応用できる」等々、
あらゆる成果を最大化できる全ての土台となるスキルとなるのがこのクリティカルシンキング、という訳です。
「クリティカルシンキング」を受講した際の気づき
そんなクリティカルシンキングですが、受講して改めて感じたのは
「一朝一夕で会得できるものではないな!?」
ということです(笑)
授業の中で、受講生と一緒になってワークを10回以上やりましたが、その度に自分が偏った考え方をしていることを痛感しました、、。
具体的な話をしてしまうと、グロービスに迷惑がかかる?かもしれないし、色々面倒そうなので具体例は割愛しますが、
とにかくこれからほぼ毎日、この思考法と向き合って、実務でも活かし、振り返り、改善を繰り返す、、ということでしか定着しないんだろうな~と思います。
ということで、気づきを1つ投下して終わりにします。結論、
「人間は思い込みが激しい」
ということです。
「思い込み」の怖さ
例えば議論のテーマを
「飲食店でのお客様からのクレームが起こります。理由としては、店内での待ち時間が多いことが原因です。そんなクレームを和らげるにはどうしたらいいか?」
とし、何か解決策を考えないといけないとします。
例えば、その議題に対する解決策として、
「メニューの数を減らし、選択肢を少なくすることで、選ぶ時間を短縮化し、回転率を上げる」
と考える方もいらっしゃると思います。(ちなみにこの解決策自体が×だ、という訳ではないことを先に断っておきます)
しかし、ここが「思い込みの落とし穴」です。なぜか。
そもそも「テーマ(解くべき問題)が抽象的」なんです。
確かにパッと見は「飲食店」「店内での待ち時間がクレームの原因」などと状況説明が割と詳しく打ち出されている様に見えますが、
「待ち時間が発生する原因」をもっと分解すると、
「料理を頼むまでの時間が遅い」のか「料理を頼んでから料理が運ばれてくるまでが遅い」のか、、、
と、実は更に細分化できますと。
では前述した解答を例に、それのどこに「思い込み」が作用してしまったかと言うと、
「店内での待ち時間」という問題点を「料理を頼むまでの時間が遅い」という観点でのみしか考えれてなかった
という点です。
自分のこれまでの実体験や環境から「待ち時間」=「料理を頼むのに時間がかかる」というイメージが無意識的に浮かび上がり、
それを論理構造の土台として考えてしまっていたんですね。
本当はもっとほかの原因として「料理を頼んでから料理が運ばれてくるまでが遅い」などと考えられるものの、
自分の思い込みにより、思考に抜け漏れが発生してしまっていた、と。
更に言えば、そもそもこの議論のテーマはクレームを和らげることが目的です。
となれば、前述の様にメニューを減らして「物理的な待ち時間を減らす」という打ち手も有りですが、
「店内にテレビをつける」「フリーWi-Fiを設置する」などと「精神的な待ち時間を減らす」という打ち手でも、
「クレームを和らげる」というテーマに対してはあながち間違ってなさそうです。
(細かく言えば「和らげる」という言葉も、人によって捉え方は異なるため、ここも要素分解し、定義づける必要はあるかと思います。言葉ってめんどうですね、、(笑))
ということで、、、
言葉には「解釈(主観)の余白が多分に含まれている上に、結構スルーされがち」なので、ここを丁寧に要素分解・定義付けしないと、色々と取りこぼしちゃうかも
という話でした!
このスキルを伸ばしていくだけで、なんだかすごく人生生きやすくなりような気がびんびんにしています。
早く身に付けたいところです!
ここからはめちゃめちゃ余談ですが、
最近、勉強すべきテーマみたいなものを1つ決めて、それを軸に様々な媒体(本・動画・ラジオなど)・発信者(心理学者・インフルエンサーなど)を
枝葉の様に分かれた感じで、インプットした方が自分にとっては吸収率という観点で相性が良さそうだな~と思い始めました。
そして僕の場合のテーマはもちろん「クリティカルシンキング」です。
最近はクリティカルシンキング系の本を3冊くらい必要に応じて読み分け、
動画・音声配信系も思考法をテーマとしてものを中心的に取り入れています。
例えるならば、僕のアンテナは「思考法」もとい「クリティカルシンキング」にチャンネルを合わせている感じです。
そしてこれが面白いことに、全く異なるジャンル(思考法以外)の配信を聞いても、
「あ、この考え方はクリティカルシンキングだな」
と勝手に紐づきます。
なんならアニメ「一休さん」をみてても、
「この坊主、この年齢でクリティカルシンキングをマスターしてやがるな??」
となります。(一休さんはクリティカルシンカーだった?)
ここで思ったのが、
最近ビジネス系の配信者が、別の配信者と同じタイミングで同じようなテーマを取り扱ったものを配信する、という「偶然」が散見されるんですが、
もしかしたら、それは「偶然」なんかではなく、
先ほどの「一休さん」の例の様に、自分がそのような視点で情報をキャッチアップしているから「同じような配信をしている様に聞こえる」だけなんじゃないかと思いました。
て、伝わるのかなこれ、、。そういう意味では全く異なるジャンルの配信も敢えて聞くことで、より視座が上がりそうな気がします。
まあ、要は物事を多面的(批判的)に見れる様になるには、1つ自分なりのチャンネル(僕の場合は「クリティカルシンキング」)を合わせた方が良いもしれない、ってことですかね。
より伝わりにくくなっているかもしれませんが、もう諦めます。
なかなか実生活に落とし込むのは難しいテーマですが、毎日頑張りまーす!
以上です!
おやすみなさい~。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?