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【アメリカ移住実録 #8】家族との別れ。おら東京さ行ぐだ

第一回はこちらから↓↓

2017年3月

家族構成

  • ポム: 平々凡々日本のサラリーマン、34歳

  • ポム妻: しっかり者、公務員、34歳

  • 長女 ポム子: のんびり、4歳

  • 次女 ポム美: 2歳

パワハラの職場環境から、ついに退職したポムです。
でも思えば、立つ鳥って跡を濁すに決まってますよね。
だって、飛び立とうとするときは強く羽ばたく必要があるでしょう。

さて、ついに第一関門となる転職を果たし、いざ東京へ!!
なのですが、
ここで少し時は遡ります。

2017年1月、
戦前の予想を覆し(?)共和党のトランプ候補が、米国第45代大統領に就任しました。「Make America Grate Again」、「America First」を掲げて旋風を起こしたトランプ。私には、トランプ大統領が良い意味でも悪い意味でもアメリカの権化に見えました。
だた、トランプは私にとって最悪の大統領になりそうです。
なぜかというと、今の私にとって、アメリカの大統領の評価はただ一点のみ。

「私を早くアメリカに行かせてくれるかどうか」
それだけ。

他は、どうでもいいわ!!
早く私にアメリカに行くビザを出してくれる大統領が、良い大統領です。

うーん、、、
今のところ移住者に優しくなさそう。。。。
メキシコ国境に壁!!
とか言ってるしね。



さて、
本格的に超ローカル都市M市を離れ、アメリカ移住を目指すわけですが、決まった転職先のG社から、「まず東京で数年修行してから、アメリカに行って下さい」と言われています。
まあ、仕方ない。業界未経験だし。英語もできないし。
これについて、家族内でどういう話し合いが行われたかというと、

妻: 「よし、単身赴任で行ってきて」
ポム: 「おけ」

と、一瞬にして話し合いは終了しました。
まあこれは、そりゃそうだ。
ありがたいことに、ポム家は妻が公務員。忙しいとはいえ安定的です。
対するポムは、まだまだ「謎の」G社に転職することになります。面接の感触で良い会社だとは思っているのですが、実際働く前なので、まだわかりません。
最悪夢破れた時に、M市へ戻って来れるようリスクヘッジは必要です。


つまりポム家は、2017年4月からアメリカ移住までの数年の間、私が東京で単身赴任、妻子供達はM市にそのまま住む、という二重生活を決断しました。
九州地方の我がM市と東京は移動が飛行機一択の遠い距離にあります。かわいい盛りの娘二人を置いて東京に行くのは残念ですが、万一G社でうまくいかなかった場合を考えると、家族で一気に東京に移るのはギャンブルすぎます。
(正確に言うと、現職でも2016年4月から2017年3月の1年間は僻地のXX営業所に県内単身赴任をしていたのですが、実際のところ週末はしょっちゅう帰っていたので、今回の東京単身赴任とは重みが違います)

ギャンブル?海外移住自体がギャンブルなのですが、避けれるリスクは避ける感じで。
もちろん、私の東京単身赴任の間、ワンオペを引き受けてくれる妻には感謝です。

娘達にもお別れを。
ポム子は次の4月から年中、ポム美は4月から3歳児クラスです。

ポム: 「お父さんは今度から、東京に行ってお仕事するから。」
ポム子: 「とうきょうってどこなの?」
ポム: 「少し遠いかな」
ポム子: 「そうなの。また遊ぼうね。ばいばい。(にこにこ)」
ポム美: 「あしょぼうね。(にこにこ)」

そうだよね。まだよくわからないよね。
お父さんは大都会東京で頑張ってくるね。

クリスタルキングの「大都会」が歌われたのが、約35年前の1979年。私が生まれる前です。
こんなに日本中が飛行機や新幹線で結ばれても、地方の人が「大都会」に行く気持ちは余り変わっていないんですね。


あー果てしない
夢を追い続け
あーいつの日か
大空かけめぐる

裏切りの言葉に
故郷を離れ わずかな望みを
求め さすらう俺なのさ
見知らぬ町では 期待と不安が
ひとつになって 過ぎゆく日々などわからない
交わす言葉も寒い この都会
これも運命と 生きていくのか
今日と違うはずの明日へ
Run Away Run Away
今 駆けてゆく

よし、お父さんはやったるぞーー
娘達よ、ちょっと待っときな。数年で迎えに来れるように頑張るよ。(涙)

ん????
え?クリスタルキングの「大都会」って東京のことじゃないの?
え?福岡?
へーーーーーーーそうなんだーーーー。
(近いね。)

じゃあ仕方ない、
上京のテーマは、吉幾三の「おら東京さ行ぐだ」にしとくか。こちらは、1984年の歌です。


超ローカル都市M市で育ち、就職し、結婚したポム。
いざ、家族と離れて東京へ。

私にとって結局、地元M市って何だったんだろう。
多分、私のゆりかごで墓場だったんでしょう。



普通の地方在住一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
次回はついに東京編へ
是非応援よろしくお願いします。

第九回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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第九回はこちらから↓

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