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【アメリカ移住実録 #2】アメリカ移住の為転職?仕事がない!

第一回はこちらから↓↓↓

2016年3月

家族構成

  • ポム: 平々凡々日本のサラリーマン、34歳

  • ポム妻: しっかり者、公務員、34歳

  • 長女 ポム子: のんびり、4歳

  • 次女 ポム美: 2歳

ポイズンに励まされ、千里の道も一歩から。
アメリカに家族で移住を目指し、動き出したポムです。

でも、ここは超地方都市M市。アメリカに住んだことある人なんていません。なのでコネも無いし、相談する相手もいません(少なくとも私の周りには一人もいませんでした。)。
その上、アメリカ移住に有利そうな資格や技術も無し、英語圏への留学経験も無し、何ならTOEICを受けたこと無し、お金も少ししか溜まってない(家も買ったばかりだしね)。
無い無い尽くしですね。

何から始めようか?
そうです。まずアメリカで何の仕事をするか考えないといけませんね。
行ってから何か考えればいいさ、とは流石にならないです。二人のかわいい娘もいます。
アメリカで何をやるにしても、金を稼ぐ手段が必要です。

今の会社は安定してるけど、アメリカに子会社があったりはしないので、アメリカに行ける可能性は皆無です。
また今の職場の業界は非常にドメスティックな規制のある業界なので、そのままアメリカに行って職を探せる業界ではありません。
そして、いわゆる「手に職」的な仕事ではないので、技術や資格があればどこでもやっていけます(例えば、医療系、職人、技術者、料理人、美容師みたいな、広い意味では芸能人とかも入るかな)みたいな感じでも無いですね。(手に職系の方々ってすごいですね。腕一本で世界を相手に生きるその感じ、尊敬してます。)


ここから導き出される結論
↓↓
「家族でアメリカ移住するには転職するしかない。何なら業界も変える必要がある」

転職。。。
甘美な響きですね。自分に合った仕事・職場が見つかれば天国、何なら給料も上がるかもしれません。合わなけりゃ地獄。何故早まって転職してしまったんだと、後悔するかもしれません。
ストレス社会に生きる我々会社員は、常に「転職」の誘惑と戦っていると言っても過言ではありません。

ポムは転職活動をしたことがないのです。(正確に言うと転職は一回あるのですが、いわゆる転職活動みたいなのはやっていない。)
なのでまず、転職サイトに登録すればいいとは思うのですが、どのサイトに登録すればいいのかよくわかりませんでした。
転職サイトなんていくらでもありますが、アメリカ移住を後押ししてくれるような専門の転職サイトなんて無いですしね。
どれがいいんだろう。。。
迷うな、と思っていると、

ビスリーチ!!

と、流れてきたテレビCMで吉谷彩子さんが、でっかい声で言ってるじゃないですか!!

「中途採用でも優秀な人材に出会えます!!即戦力ならビスリーチ!!」

即戦力じゃないけど、誰かビスリーーーーチ!!してくれないかなぁ。

このビスリーチのCMが始まったころから、徐々に日本で転職が一般的になってきたような気がしています。つまり企業で人材不足が叫ばれはじめ、売り手市場になるにつれ、人生の選択肢としての転職が一般的になってきたと感じています。ビスリーチのようなスカウト待ち系の転職サービスが本格的になったのもこの頃だったと思います。

私は、吉谷彩子さんが、あまりにも、
ビスリーチ!!ビスリーチ!!
言うので、
その勢いを借りて私もリーチできるかなと思い、いくつか外国での勤務の求人に強いと言われてる転職サイトに登録しました。(残念ながら、ビスリーチからは特に連絡来ず。でも、吉谷さんの人差し指きっかけをありがとう。)

転職サイトに登録すると、大体転職エージェントのような担当者がついて、どういう転職をしたいのか面接があるのですが、ここでこの転職がかなり難しいことを思い知らされるのです。(いや、超難しいのはわかってましたがすごい勢いで再確認させられました。)

転職エージェント: 「ありがとうございます。転職○○のXXです。本日はよろしくお願いします。」
ポム: 「はい。よろしくお願いします。」
転: 「早速ですが、今回はどのような転職をご希望ですか」
ポム: 「アメリカに家族で移住したいので、アメリカで出来る仕事を探しています。」
転: 「アメリカに駐在できる日系会社を探しているということでよろしいですか?」
ポム: 「いや、駐在だと3年から5年ぐらいで帰国するじゃないですか。なのでダメです。私はアメリカに出来るだけ長く住みたいんです。最低10年。できれば半永久的に。なので基本的に片道切符で大丈夫です。業種は問いません。」
転: 「そうですか。では基本的に現地採用の仕事を探すことになると思いますが、現地で就労可能なビザってお持ちですか?もしくは今プロセスが進んでいるとか」
ポム: 「ビザ?持ってないです。それって転職先の会社が支援してくれるんじゃないんですか?」
転: 「(そんなことも知らんのかい!) 現地採用の求人では既に就労可能なビザを持っていることが基本用件になっている事が多いです。まあ、ビザの支援してくれる会社もあるかもしれませんが。」
ポム: 「そうなんですね」
転: 「それにアメリカの就労ビザを取得するのには、相当の費用と時間がかかります」
ポム: 「じゃあ仕事がありさえすれば今年とかアメリカに行けるって感じじゃないんですね。」
転: 「はい、そうです。ちなみに、今まで米国に居住していたことありますか。留学とか」
ポム: 「ないです!」
転: 「何かアメリカで働くのに有利な資格をお持ちとか」
ポム: 「ないです!」
転: 「英語はできますか。TOEICのスコアはどのくらいですか」
ポム: 「受けたことないです!」
転: 「(あ、やべ。頭のおかしいやつにあたっちゃった) では、その条件にあった求人を探してみますが、結構難しいかもしれませんね。ほほほほほ。では失礼します。」
ガチャ。ツーツーツー

エージェントの方は、かなり優しく言ってくれましたが、つまりこういうことだと思います。
「アメリカ現地採用の会社への就職は基本的にビザを持ってる事が前提だ!! もしビザサポートをしてくれる会社があったとしても、おまえみたいなスペックのやつにビザサポートをしてくれる会社なんて無え!! つまり、おまえがアメリカで就ける仕事は無え!!」


やばい。。。仕事がない!!

確かに普通に考えたら業界未経験でよくわからない日本人、しかも英語もおぼつかない人間を採用してくれるアメリカ現地企業なんて無い(たとえそれが日系企業であっても)。
ましてやビザサポートなんて笑わせる。ビザってすごく手間と時間とお金がかかるんやぞ、おまえはそれに値する人間か自問自答しろ!!

転職エージェントのおっしゃるとおり。。。。。

それから一時の間は、そもそも応募可能な求人さえも無く、エージェントからの連絡さえも途絶えるような状況が続きました。

。。。。。。。ポム家アメリカ移住計画は、私のスペック不足により早速頓挫しそうです。


普通の地方在住一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
負けるなゴーゴー
是非応援よろしくお願いします。

第三回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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第三回はこちら↓↓

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