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結婚の価値

結婚したい人、したくない人、したくてもできない人、できた人、など結婚に対して人それぞれ色々な持論があるだろう。私はずっと「したくない人」に属していたのだが、最近は「しても悪くなさそう」に傾倒しつつある。

これは決して私に限った話ではなく、世の中全体に言える話だと思う。

理由は二つ。

一つの理由は、孤独感の回避。今後世の中的にどんどんリモートの流れが加速的に進むことで直接人と接する機会が減り、孤独感を増す人々が増えてくる。職場に行かずとも仕事をし、会場に足を運ばずとも講演会に参加し、飲み会の場に行かずともオンライン飲み会もできてしまう。

人と直接触れ合わずとも基本なんでも完結してしまう。自宅のPCが全てを繋いでくれる。こうなると、誰とも会っていないという孤独感は少なからず生じる。そこで誰かが常に近くにいるという形、つまり結婚はその解決策の一つだろう。なんて言ったって、人間は社会的な生き物なんだから。

二つ目の理由は、子ども。実際子どもを産んで育てるのはとても難しいことだと思うが、生物の観点から見ると基本的には全ての生き物が命をかけて子どもを持とうとする。医療が発達していない近代までは子どもを産む母親には死が付き纏っていたし、子どもも成人するまで生き長らえることは困難だった。カマキリもオスは交尾相手に捕食されるのが運命である。

なぜそこまでして子どもを持とうと欲するのか定かなことは分からないが、そこには生命の神秘、真理みたいなものが働いているように思える。自分が子どもを持つ意味なんてものは今は"よく分からない"が、実際に持ってみると"こういうことか "という神秘的な体験をするかも知れない。

デキ婚をした友人は最初困惑していたが、今子どもを溺愛している様子は心底幸せそうに私の目に映る。"よく分からない "ものに、いざ飛び込んでみると見えてくる新しい景色もあるんだろう。

こんな感じで結婚もまぁ悪くない、むしろ今後の時代においてはますます重要性が高まることになると思う。



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