『ドン・キホーテ』に学ぶ「眠り」

寝てるときってなんでこんな気持ち良いんだろ。永眠はしたくないけど、意識がある状態でずっと寝てたいな😅

この眠りについて、セルバンテスの『ドン・キホーテ』に、面白い一節がある。(この一節に出会うために文庫本6冊のドンキホーテを読んだまである笑)

だって眠りは、人間のあらゆる思惑を覆い隠してくれるマントであり、飢えを取り除いてくれる糧食であり、渇きを癒してくれる水であり、寒さを暖めてくれる火であり、暑さを和らげてくれる涼気であり、要するに、ありとあらゆるものが購える万国共通の通貨にして、羊飼いを王様と、またばか者を愚者と同じにしてくれる秤、あるいは分銅のようなものだからね。

人間は人生の1/3は睡眠に費やしているけれども、苦悩と切っては切り離せないその生活において、この「マント」「糧食」「水」etc… はなくてはならない生命の源である。

この一節に出会ってから、より一層眠ることに楽しさを覚えるようになった。

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