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憩いの場、古書店

本が好きになってから古書店に行くことが日課になった。今回はその良い点をいくつか挙げていこうと思う。

相場のバグ

街によって多少ながら相場が違う。最近はネットでも簡単に相場を知れる中でも、微細ながらも相場の違いは存在する。または、ネットでも普段行く古書店でも高くて買えない本も、「嘘でしょ!?」と疑う程度に安くなっているケースは少なくない。

そんな時は興奮で舞い上がり、塩付け前提で割安の株を買うように、積読前提で本を買ってしまう・・・

その土地を蔵書から推測する楽しみ

古書店に置いてある本はもちろん誰かが売ったものだ。つまり、基本的にはその土地の人々が古書店を支えているとも言える。

この土地の人はこんな本を読んでいるんだなーとか、やっぱこの本はどんな街でも読まれている普遍性を持った本なんだなーとか、やっぱ街の歴史本は必ず置いてあるよなーとか、色々見えてくる。

見えてきたものの中で、自分勝手に街で暮らす人々についてお思いを巡らせることは各地の古書店を巡る楽しみの一つだ。

旅先の視野を広げられる

私は旅先では観光名所に加えて、欠かさず古書店に行くことにしている。その上、なるべく徒歩で行くことにしている。古書店は街の中心だけでなく、少し離れた所に位置していることが多い。

こんな面倒なことが出来るのは、目的地である古書店が憩いの場だから。山頂からの絶景を楽しみに、一歩一歩山道を歩むことと同じように。

その道中で見える街の表情はその土地の風土をそのまま反映している。古書店は本来通ることが絶対になかった道を歩かせ、観光地だけに留まるだけでは出会えない新しい景色を見せてくれる。

ぜひ旅程に古書店巡りを!

他にもいくつか旅先で古書店を巡るメリットはある。本が好きな方は是非とも実践してみて欲しいです笑 

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