悪口を言うこと

昔はよく人の悪口を言って何度もトラブルを犯してきた。今振り返ればとんでもない極悪小僧だった。

最近は人の悪口は言っていない(と思っている)し、誰かの悪口を聞くこともあまり好きではない。まぁ悪口を言うことで自分の優位性を確保したり、集団を形成するという人間心理は理解できるけども。

というか、そもそも僕は人の悪い面に目が向かないようになってきていて、その考えの淵源には、やはり小林秀雄の批評精神が宿っている。

「途中から悪口はつまらなくなって、書かなくなった。悪口というものは、決して創作につながらない。人を褒めることは、必ず創作につながります。」

悪いものは見えても語らない。良いものだけに目を向けて褒める。僕は批評家でも創作者でもないけれども、この態度は一貫して保っていきたい。

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