見過ごしやすい大切なこと

近頃文学についての本を色々読んでいて、これは文学作品をどう読むか?という問題に突き当たるのは不可避です。例えば、一文の「は」と「が」の助詞一文字から作品を考察したり、作中で雨が降っていれば何故「雨」なのかを考察したり、文学を読むことは面倒ながら奥深くて豊かな世界との交わることであることが朧げに分かってきました。

思い返せば、こういう一作品を丁寧になめるように読んでいく姿勢は高校の国語の授業で先生が教えてくれていました。ところが当時は受験に必要なことではないと判断し、授業中は内職に徹していました。後悔はないですが、しっかり授業を聴いていたら面白かったんだろうなと思います。

このように、何か必要に迫られている時はそれ以外のことを疎かにしてしまい、後々それが大切なことだったと気付かされることがあります。必要でなくとも何でも関心を持って学ぶ姿勢は大事だなと痛感しましたね。

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