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Hota
2021年8月29日 09:09
池上英洋著『西洋美術史入門』を昨日読んだ。美術史というのは美術の歴史を追うという文字通りの意味だけではなく、なぜある作品や様式がその時代や社会、地域で描かれ、流行したのかを探る学問だと言う。そしてそれらを知ることは、当時生きた人間を知ることであり、ひいては「自分自身のことを知る」ことだと。歴史は自分を写す鏡だということはよく言われるが、まさに同じことだ。中世ヨーロッパを襲ったペストによって、