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「しっかり弾く!」って『意識だけ』だと役に立たない。【具体実践が大事】

■100円ベーストーク(22)


「ど頭の音をしっかり弾きましょう!」

ベースレッスンで伝えるこの言葉。

しかし『意識だけ』だとどうにも結果が出てきません。

凄く意識してるのも考えてるのも頑張ってるのも分かるんだけれども、残念ながら結果が伴わない、変化が薄い、先に繋がらない、そんな事を感じてしまいます。


じゃあどうすれば良いか?

【いつもよりもっと強く弾く!】

馬鹿馬鹿しいぐらい単純な話ですが効果あります。


よく言われるだろう言葉、

「もっとバスドラに合わせろ!」

「それじゃグルーブしてこない!」

「ちゃんとベースらしく弾いてくれ!」

違和感や怒りと共に押し寄せてくるお約束。

これが本当『意識だけ』だと全然解決しないと実感痛感してきました。


「強く弾く」って言うだけだとかなり乱暴な感があるし、ど頭の音だけ不自然に大きいとか、それはいびつです。

音の粒が滅茶苦茶、リズムもガタガタ、音も潰れちゃうなど、馬鹿正直にそればかりで弾いていては、良い結果が出てこないのは明白とも言えます。

でも、自分が思うに感じるに、まともに発音できない、音程感も何も無い、ただ弦に触れてるだけ撫でてるだけ、何となくの雰囲気で弾いているだけでは、一向に良くなる気配が無い、解決に繋がる道筋にならないと痛感します。

いくら死ぬほど意識しても、考え抜いて悩んでも、いつもと同じ弾き方・同じ発音=変化しない自分のままでは、望む結果は得られない。


「いつものフレーズをいつもより遥かに強く弾く!!」

最初は確かに粒も揃わない、リズムもガタガタ、フレーズもグズグズ、印象も下手そのもの、初心者・素人臭さが出てしまいます。

ところが10分も続けてると変わってくるんですね。

いつもと同じフレーズを弾いてるはずが全くの別物になってくる。メトロノームに合わせるって退屈な作業も明らかに楽しくなる。音もリズムも合わなかった揃わなかったのがどんどんハマってくる。

「これじゃガタガタだ!気持ちよくない!」と粒を揃える意識と具体性が生まれたり、どんどんリズムにノるようになったり体も動いてきたり、ビックリするぐらいの変化を実際に確認してきました。

明らかに音にも集中力にも変化があらわれます。


何故、そんな変化が起きるのか?

例えばの話、

「手拍子を寸止めで鳴らさないようにしてリズムを感じる!ご機嫌にグルーブさせる!」

これをイメージしてみると良いかもしれません。

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